(回答先: Re: 国としてのあり方を決定する 投稿者 招き猫 日時 2002 年 2 月 09 日 11:12:39)
現在日本にある法律・制度は平均寿命が60歳だった時に作られたものです。
だから国民年金の受給も60〜65歳から。つまり平均寿命を超えた人達に出すはずだったものですから、足りなくなるのは当然なんですね。
一方医療技術の発達によって、昔と較べて知力・体力もしっかりした、老人とは呼べない老齢者もたくさんおられます。しかし「60歳」と言う昔の制度が基本になっている為に、自身の持つ能力・知識、そして長い人生から得た実務経験を生かす場所も機会も与えられないのが現状です。
製造業では海外に建てた工場での技術指導に退職したベテラン工員を「マスターエンジニア」として派遣しているとか。そうした制度を国のレベルで確立し、年齢+実力でその人を評価し、それに応じた地位と収入を与える。
こう考えてみてはどうでしょうか。
私達もいずれは老齢者と呼ばれるようになります。
老齢者問題とは要するに、
「自分はどんな老人になりたいか?」
って事なんですね。
いつの時代でも、実戦経験が優先する。どの職種・業界でも通用する言葉です。
そしてこれもこの国の宝であり財産なんですよ。