学生時代に録ったビデオだが、最近、なぜか聞いてみたく思ったフレーズがあった。昨日からいろいろ探して、今日、見つけた。
フーリードマン・タイソンという、オリオン計画というのを推進していた理論物理学者と、カヌーを作り、それに乗るのを愛した息子の話。
以下、転載
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(テロップ)「宇宙移住は人類にとって希望でしょうか?」
(故 宇野重吉さんのナレーション。)
はい、宇宙移住は人類にとって大きな希望だと、私は強く信じております。
地球は我々にとってますます小さく成っていく。
このままだと我々には二つの選択肢しか残されていない。
お互いに争いを繰り返すか、あるいは一つの社会、ひとつの政府になるか?
その両方とも賢明な選択肢とはいえません。
それぞれの自由・多様性を守る為にも、宇宙移住は必要だと私は考えております。
人間に与えられた最もすばらしい贈り物は個人や民族や文化や言語の持っている多様性だと、私は思います。
(このへんで、アポロ11号月面着陸成功場面)
この多様性があったからこそ、我々の生活は豊かで実りあるものになってきました。
人類がこのまま地球だけにとどまっていれば、我々は結局、同じ言葉をしゃべり、同じテレビを見る。
そして、世界はますます貧しいものになっていく。
その時こそ、宇宙移住はひとつの希望となるでしょう。
宇宙での生活と地球での生活とどっちが高度かなどと言うことはできません。
ただ、それを試みる自由だけは確保して置かなければならないのです。
科学の進歩には常にいい面と悪い面があります。
いい面だけを期待するのは間違いです。
科学ができるのはほんの小さな手助けに過ぎない。
本当に必要なのは人間の叡智なのです。
転載終わり
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さて、月面着陸はうそだった、などというTVがありましたが、もし、宇宙移住が不可能だと、地球はますます小さくなっていき、お互いに争いを繰り返すか?ひとつの社会・政府になるか?ですが、それだと人間に与えられたもっともすばらしい贈り物が犠牲になる事になります。
博士のいう通りだとすると、これは全人類的な問題です。ななさん、どう思われますか?