投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 14 日 10:51:30:
回答先: 不発の米原子爆弾がグリーンランド海底に=デンマーク紙 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 13 日 21:41:00:
2000.08.14 Web posted at: 10:28 AM JST (0128 GMT) コペンハーゲン (ロイター)
グリーンランドのスーリー米空軍基地沖の海底に1968年に墜落したB52爆撃機に搭載されていた水爆4基のうち1基が、行方不明になったままである可能性を示す極秘文書が見つかり、論議をよんでいる。米国はを米本土ミサイル防衛(MND)構想に関連し、スーリー空軍基地のレーダーを増強したい意向もあり、極秘文書の発見は、MNDについての米・デンマーク間の協議の火種になりかねない。
現地からの報道によれば、このB52は1968年1月グリーンランド沖の海上で墜落した。見つかった極秘文書に、水爆1基が行方不明になっている、と記していたという。文書はスーリー米空軍基地の元従業員らが入手した。また、同年8月31日付けの米国務省の別の文書は、「墜落機に搭載されていた兵器はすべて発見された」としているが、文書は兵器がすべて回収されたかどうかについては明記していない。
スーリー空軍基地は1951年から1952年にかけて建設され、弾道ミサイル早期警戒レーダーの本拠地の一つとなっている。墜落当時、この事故は核兵器の持込を禁止していたデンマークと米国の間の外交関係に危機をもたらした。グリーンランドはデンマーク領で、国防・外交に関してはデンマーク政府が決定権を持っているが、グリーンランドには制限付きの自治権が認められている。デンマーク政府は、水爆が行方不明になっていることは知らされていなかったという。
また、デンマークのリツァウス通信は13日、潜水艦から墜落したB52を撮影したビデオには、爆弾らしき物体が映っていた、と報じた。
在コペンハーゲンの米政府高官は、コメントを控えている。
国務省高官が訪問を予定
米国務省は8月21日から24日、高官をグリーンランドに送り、米本土ミサイル防衛(MND)構想に関連しスーリー空軍基地の役割について、デンマークやグリーンランドの政府関係者と協議する。
コーエン国防長官は7月、上院で、「米国が予定通り2005年までにMND計画を実現するとすれば、スーリー空軍基地のレーダーを2001年に増強するかどうか、ホワイトハウスは近く決断を下さなければならない」と証言した。
しかし、グリーンランドの有力政治家らは、MND計画でスーリー空軍基地が何らかの役割を果たすことには反対の立場をとっている。
デンマーク政府は、「米露間の条約に反するのであればNMD計画は実施されるべきでない」との立場を取っているものの、NMD計画におけるスーリー基地の役割については言及していない。
NMD配備問題では、ロシアが弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約の修正を拒む姿勢を変えていない。