投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 8 月 14 日 00:58:21:
回答先: HAARPテクノロジーで竜巻退治?? 投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 8 月 12 日 17:30:25:
マイクロ波射撃衛星による竜巻消散構想(続報)
●昨日(8月12日)に投稿した「HAARPテクノロジーで竜巻退治??――HAARP考案者のイーストルンド博士の話から考えるとHAARPはやはり“気象兵器”として設置された可能性が高い」(9SR57)のきっかけとなるイーストルンド博士の“マイクロ波射撃衛星からのパルスビーム照射による竜巻消散”構想ぶちあげが、すでに今年の3月に行なわれていたことを報じた記事を発見しましたので、翻訳して紹介します。
●「昔のネクサス日本語サイトにあった記事」投稿者さま、「謎の軍事プロジェクト『ハープ』−空を破壊する最新電磁兵器の秘密」(9SR71)を紹介していただき、ありがとうございます。 米欧日3極委員会の頭目ズビグニュー・ブレジンスキーが電磁波によるマインドコントロール兵器構想に肩入れしていたとは……。
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http://www.space.com/scienceastronomy/planetearth/tornado_taming_000303.html
竜巻なんぞ、たちまち鎮圧
(レオナルド・デイビッド航空宇宙分野主席記者)
2000年3月3日東部時間午後3時56分
ニューメキシコ州アルバカーキ発――
人工衛星から地表に向けて発射された“電子レンジ”エネルギーの一撃で、破壊的なパワーを振るう巨大竜巻[トルネード] を鎮圧できる――今週、ひとりの科学者がそんな提案を行なった。 こうした“気象監視”の任務が、今後、地球を周回する太陽光発電衛星に与えられるようになるかも知れない。
全米気象学会(AMS)によれば、例年およそ1200件の竜巻が米国で報告されている。 そして毎年平均55人が竜巻で死んでいる。竜巻によって数十億ドル相当の不動産が破壊や損害を受けている。
竜巻の猛烈な強風は、建築物などの破片を吹き上げて家屋を破壊し建物をつぶし、自動車を転覆させる。 “地球温暖化”現象により、竜巻をはじめとする様々な破壊的気象現象の発生頻度が増していき、竜巻の破壊力が今後一層強まっていくことは、多くの証拠によってますます明らかになってきている。
だが母なる自然の激怒のなすがままであったこれまでの境遇から飛び立とうとする試みが、ついに現われた。それが今週提案された「竜巻を“電子レンジ”で雲散霧消”させてしまう」というアイディアだ。 この構想は、全米土木工学会が開催した「宇宙開発2000:宇宙工学・宇宙建設・宇宙開発事業のための会議および展示会」の場で、「雷嵐[サンダーストーム]」太陽光発電衛星の必要性を主張するかたちで提案された。
この提案では、巨大竜巻[トルネード] の発生源である雷嵐が起きているような、冷たい雨粒を含んだ下降気流[ダウンドラフト](吹き下ろし)に向かって、マイクロ波のエネルギービームを照射することを求めている。 巨大竜巻はこうした気団が生み出す大気対流のエネルギーが集中することによって発生するが、マイクロ波のパルスをこうした気団に照射してやれば、そうした対流を攪乱[かくらん]することができる、とカリフォルニア州サンディエゴに本拠地を置くイーストルンド科学的冒険事業社(ESEC)の社長 、バーナード・イーストルンドが語ったのだ。
イーストルンドはこれまで、37年間もNASAに勤めてきたライル・ジェンキンズと一緒に研究活動を行なってきた。ちなみにジェンキンズも、現在ではテキサス州ヒューストンで、ジェンキンズ冒険事業社という自分の会社を経営している。
この二人は、マイクロ波の照射を“手術のメス”のように用いて竜巻をまさに“外科的に摘出”することを夢見ている。つまり、マイクロ波のエネルギーで、暴風環境の物理的構造と温度分布を改変できるし、それを行なえば竜巻の発生を阻止できるという考え方なのである。
「我々はこの作業を“竜巻の飼い慣らし”と呼んでいます」とジェンキンズは語っている。 「マイクロ波エネルギーの爆発的照射をちょいとばかり施してやるだけで、竜巻の発生点を消し去ることができると確信しています。 必要なのは、冷たい雨を、暖めてやることなんです。 マイクロ波のビーム照射を調整することによって、巨大竜巻を生み出す“タネ”になる雨を吸収してしまうことができるのです。」
イーストルンドは、オクラホマ大学・暴風解析予測センター(CAPS)の最新型地域予報システムからデータの提供を受け、研究を続けてきた。
これらの数量的シミュレーションデータは「巨大竜巻の発生」に適した環境条件がどのようにして作り出されるかを解明するために使われた。 イーストルンドとジェンキンズは、さらにこのデータを用いて、発生したばかりの暴風に「雷嵐[サンダーストーム]」太陽光発電衛星から電磁波を照射するとどうなるかを計算した。
この構想を実現するには、もう一つ、不可欠な要素がある。それは“巨大竜巻が生じる環境条件”を上空から常時監視できるドップラーレーダーを軌道周回させることだ。 このレーダー衛星が察知したデータは、“竜巻破壊衛星”へと転送されることになる。“竜巻破壊衛星”は多分、大きな竜巻の被害を最も受けやすい地域の上空の静止軌道に配備されることになるだろう。 レーザー光線や赤外線ビームでなく、特別に調整されたマイクロ波パルスを用いれば、放射エネルギーは暴風の表面で反射されず、暴風内部にまで到達させることができる。
「もはやこの構想は、荒唐無稽ではありません」とイーストルンドは言う。 「あとは実際の数量データを使ってモデリングするだけです。 降雨を暖めれば、巨大竜巻を生み出す下降気流[ダウンドラフト]を消散させることも可能だということは、私の研究ですでに明らかになっています。」 どれほどのエネルギーを投入すれば巨大竜巻を雲散霧消させられるか、それを解明するにはもっと多くの研究が必要だと、彼は語る。
だが母なる自然をもてあそぶのは、優れたアイディアなのだろうか? 「我々がいま話しているのは、気象改変という新たな科学なのです。これは破壊的な気象状況を和らげるという、新たなパラダイムだ」――イーストルンドはそう主張している。
「もし竜巻を妨げることが可能であると分かれば」――と、イーストルンドは言葉を続けた――「そうなれば、ハリケーンや台風のようなひどい暴風現象を、かなり有益な方法で改変できるようなシステムを作ることも可能になるでしょうし、21世紀には気象改変があたりまえのことになっているはずです。」
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