投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 09 日 22:14:57:
「ムーディーズの判断に従って日本の経済政策をやるつもりはない」
自民党の亀井静香政調会長は8日、日本国債の格下げを発表した米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスを厳しく非難した。同日の東京金融市場は、格下げされた国債が思惑売りを浴びて一時、株式、円とともにトリプル安となった。混乱はすぐに収まり、その後は一転して反発したが、亀井氏の方は収まらなかった。
記者団に対して開口一番、「(ムーディーズに対して)勝手なことをやるな」。続いて、「今の日本の国力を総合的に判断したら、極めて不適当」「ムーディーズどうこうに影響を受けることはない」
積極財政論者の亀井氏にしてみれば、真水(財政出動)を「5兆円程度」と想定している平成12年度補正予算の編成に冷や水を浴びせられただけでなく、自らの政策に「ノー」のらく印を押されたのに等しい。
それだけに、怒りを抑え切れずムーディーズ批判のオンパレードとなったが、最後は「今後も着実に景気回復軌道に乗せる政策を実行する」と、初志貫徹で臨む考えを改めて示した。