投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 9 月 09 日 19:58:28:
09/09 18:57 公然と払われる身代金 リビアがゲリラ支援か 外信91 #01
【マニラ9日共同】フィリピンのイスラム過激派アブ・サヤフに
よる人質事件は、ほぼ公然と高額の身代金が支払われていることが
特徴で、今回の事件でゲリラ側に渡った身代金総額は十億円を超す
といわれる。
身代金を支払えば誘拐が繰り返されるため、絶対に支払わないの
が世界のテロ対策の鉄則。万が一支払ったとしても、表向きは否定
するのが通例だった。
今回、身代金が支払われている背景にあるのはリビアの存在。イ
スラム教を国教とする同国はアブ・サヤフに強い影響力を持ち、こ
れまでも水面下で資金面の支援をしてきたといわれている。
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だが、今回の事件では解放交渉の表舞台に登場。交渉が遅々とし
て進まないフィリピン政府に代わってゲリラ側と話をつけ、次々と
人質解放を実現した。
リビアはその都度、ホロ島などの「開発援助」という名目で多額
の金を払ってきた。それがゲリラ側の武装化を促進している。
リビアの゛大盤振る舞い″の裏には、一九八八年十二月の英スコ
ットランド上空でのパンナム機爆破事件以来、国際的に孤立してい
る状況から抜け出し、「テロ支援国家」のレッテルを返上しようと
する意図がある。
だが、リビアが活躍しやすいように欧米人を中心に誘拐されてい
る点など、あまりにもリビアにとって都合のよい展開が多い。欧米
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の関係者の中には、同国が「事件の構図と無関係ではないのでは」
と指摘する声まである。
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