投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 9 月 07 日 00:06:07:
[ロンドン 6日 ロイター]
猛毒のシアンががんの治療に非常に高い有効性を持つ可能性があることが、英大学の研究で分かった。
英インペリアル・カレッジの研究者らの発表によると、研究者らは、アジサイなどが、動物や昆虫の被害を受けた時にシアンを生成するリナマラーゼと呼ばれる酵素を持っていることに注目。
この酵素を特定のがん細胞に含まれるタンパク質に反応する抗体と結合させ、健康な細胞を残しながら、がん細胞を死滅させる物質が作れるという。
研究者らによると、研究は初期段階だが、経過は良好。この治療法におけるシアンの量はがん細胞を殺すのに必要な程度のみで、余分なシアンが出た場合も、ヒトの肝臓で生成される酵素により無毒化されるという。