投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 9 月 04 日 18:35:51:
英国政府はこのほど、警官の募集を欧州連合(EU)加盟国に広げる検討を始めたことを明らかにした。情報技術(IT)ブームによる人手不足で警官志望者が思うように集まらないための苦肉の策だが、保守層からは「外国人に捕まるのはごめん」と反発の声も出ている。
英国では自国市民のほか、英連邦とアイルランドの市民が警官になれる。EU加盟国の就労ビザも撤廃されているが、警官は例外とされていた。
漸増傾向にある犯罪をくい止めるため、ストロー内相は最近、今後4年間で警官をさらに4000人増やすことを約束した。
だが、引退や転職で警官の数は年々減る一方なのに、若者は好条件の民間業種に流れてしまい、警官志望者はなかなかいない。このため、内務省は法改正して募集条件を緩める検討を始めた。
だが、警官組合は「給料を上げれば志望者は増えるはずだ」と計画に反発。欧州諸国への不信感が強い保守層は「国家の安全保障が損なわれる」などと批判している。
(12:12)