投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 9 月 03 日 15:56:35:
大蔵省OBで金融再生委員会政務次官の宮本一三衆院議員(68)=兵庫九区=が、1996年秋、名古屋国税局が所得税法違反(脱税)容疑で強制調査(査察)していた元会社役員(36)の脱税事件について、当時の同局査察部長に調査内容を問い合わせるなど、圧力とも受け取られかねない内容の電話をかけていたことが2日までに関係者の話で分かった。
関係者によると、同国税局は同年3月、パチンコ台に細工して出玉を荒稼ぎしていたグループの査察に着手。元会社役員は同グループのトップで、この役員側から相談を受けた宮本議員は数回にわたり、「調査はどうなっているのか」などと当時の査察部長に電話をかけてきたという。同事件で役員は所得税法違反などの罪で起訴され、既に有罪が確定しており、調査がゆがめられることはなかったという。
宮本議員は名古屋国税局長も務めた大蔵省OB。93年の衆院選に新生党から立候補して初当選。自民党に移って3期目で、今年7月に金融再生委員会政務次官に就任した。