国際テロに備えシドニー五輪超厳戒警備(夕刊フジ2日)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 9 月 02 日 14:46:44:

シドニー五輪開幕まであと13日と迫った2日、選手村がオープンし、ようやくオリンピック・ムードが高まってきた。気になるのは安全対策だ。1週間前には、テロリスト・グループによるシドニー近郊の原子炉破壊工作も明るみに出た。そこで20世紀最後の五輪では敵の侵入に備え、警備当局が世界各国の警備当局の極秘データベースに直接アクセスして状況を把握。キャンベラの作戦本部から指令を出し、超厳戒態勢で最悪の事態を防ごうとしている、というのだが。
テロリストによるシドニー五輪開催を妨害するための原子炉爆破計画が発覚したのは先月26日。すっぱ抜いたのはニュージーランド・ヘラルド紙。
狙われたルーカスハイツ原子炉は1950年に稼働を開始した研究実験用で、一般家庭への電力供給はしていない。
捜査当局は、今年3月に犯罪組織が密かに爆破計画を立てていることを察知し、アジトを急襲、シドニーの地図、原子炉周辺の地理を書き込んだ詳細なメモを押収した。
豪州政府首脳や警察の最高責任者は、このスクープに激高。「あり得ないことだ」と全面否定する。しかし、同紙はあくまでも「事実だ」と譲らない。
いずれにせよ、このスクープをきっかけに、五輪メーン会場から25キロ離れた「ルーカスハイツ原子炉」周辺の警備が一段と強化された。
それでも、1996年のアトランタ五輪のように、イベント会場の公園で爆弾テロが起き、112人の死傷者を出した。この時は競技施設に近い原子力発電所が軒並み操業をストップしたが、今回は原子炉を止めておらず、付近住民の不安を募らせている。
摘発されたグループは、世界各国で爆弾テロを繰り広げる急進的なイスラム原理主義者「オサマ・ビン・ラディン」のシンパとみられる。
ラディンは98年8月の米大使館同時爆破テロの黒幕とされ、現在、五輪への参加を認められていないアフガニスタンが彼の身の安全を保障しているといわれる。
最近になって、米CIAはラディンが化学生物兵器および、核兵器を手に入れようと躍起になっていることも突き止めた。
豪州の五輪警備当局者は「この手のテロが実際に起きる可能性は極めて少ない」とマスコミの騒ぎ過ぎをけん制する。
IOC(国際オリンピック委員会)のサマランチ会長はスペインのテレビのインタビューに答え、「とても平穏だと感じている。だが、それをもっと感じるのは閉会式の日になるだろう」と意味深だ。
実は大会期間中、警備当局がにらみをきかせなければならないのは、これだけではないのだ。
大量のニセ米ドルやトラベラーズチェックが紛れ込む可能性もある。
今年7月、シドニー空港ではエアニュージーランド機のコックピットに男が立てこもって逮捕された。
それより前、男がスティンガーと対空ミサイルで選手の乗った飛行機を撃墜するという計画を立て、1億豪ドル(60億円)を脅し取ろうとした計画が発覚。
先住民族アボリジニーを支援するグループがメーンプレスセンター周辺にテント村を作って連日デモを繰り返せば、これも警備当局にとって「頭痛の種」になりそうだ。
五輪の直接の警備に当たるニューサウスウェールズの警察は、すでに生物化学兵器による攻撃に備え、200着の防護服を輸入。
爆弾テロに備えて、1800人の警官と兵隊が連日会場をパトロール。警察犬は強力な軍用プラスチック爆弾(P4)など20種類の爆薬をかぎ分けられる能力を備えているという。
海からの攻撃には海軍のダイバーがボートやヨットをチェック。空からはブラックホーク・ヘリや、C−130ヘラクレスが後方からこれらの活動を支える。
それでも、絶対にないと言い切れないのがテロ。
旧ソ連がボイコットした1984年のロス五輪ではビルの屋上に陣取った警官や兵士が銃を構えて、周囲を威圧、監視したが、2000年の警備には世界中のテロリスト、過激派グループの動向を、巨大なウェブサイトを通じて把握する作戦が完了したという。
米国、欧州、中東の軍隊および警察当局がもっている極秘データベースに直接リンクできる。
世界各都市の地下に潜行した国際テロリストグループが動けば、それが瞬時に首都キャンベラにある“ヘッドクオーター”(ASIO)に伝えられる。ここで即決された作戦が現場に伝えられる完璧な態勢を整えた、というのだ。
こうした警備態勢が“金メダル”だったかどうかは閉会式の翌日。いや、選手が帰国の途に就いたあとにようやく判明するのだ。
また、テロ以外にもやっかいな問題が持ち上がっている。
世界保健機関(WHO)の研究者が1日、シドニー五輪期間中はインフルエンザが大流行する恐れがあると注意を促した。
オーストラリアでは7月から9月がインフルエンザのピーク。大勢の人で込み合う五輪は、猛威を振るいやすい環境にあり、シドニーでは何が起こるか予測しづらいという。
「流行が終わることも、さらに勢いを増すこともあり得る」とWHOのハンプソン博士。本番に向けて体力を使ってきた選手たちは抵抗力が落ちている可能性もあり、予防注射を受けることを勧めている。



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