投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 8 月 30 日 19:13:03:
08/30 11:53 北東アジアで多国間対話を 日中協力で枠組みづくり 政外02 #01
【北京30日共同=枇杷田裕】河野洋平外相は三十日午前、北京
の中国共産党研修施設の中央党校で、今後の日中関係について「真
の友好協力パートナーシップを求めて」と題して講演した。
外相は、多国間関係の領域での日中協力を一層重視していくべき
だと強調。北東アジアの平和と安定に向けた関係国の対話の枠組み
づくりを提唱し、具体的には日本、米国、中国、ロシアと韓国、朝
鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による六カ国会談や、日米中、日
中韓の対話の強化を挙げた。
さらに、こうした対話は環境や経済、人材交流など取り組みやす
い分野から始め、将来は政治分野も含む包括的な対話に発展させる
ことも視野に入れる考えを表明した。
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このほか(1)アジアの持続的な経済発展を目指した環境、情報
技術(IT)分野やメコン川流域開発での協力(2)軍縮・不拡散
、国連改革などグローバルな課題での協力―を打ち出した。
日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに関して「安保理の強
化という観点から議論されるべきだ」と理解を求めた。
日中二国間関係をめぐって外相は、日本近海の中国艦船の活動な
どを例に「個々の問題を小さな芽のうちにつみ取っていくシステム
の確立が必要」と指摘、両国のシンクタンクに政府関係者も加え、
早期処理システムの構築を検討するよう提唱した。
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また、両国の相互理解が依然不十分として「中国の保有ミサイル
や軍事費の増加に強い疑問を持っている」「日本の対中経済援助が
中国内で正当に評価されておらず当惑が広がっている」などと日本
国内の対中感情に言及。
中国で日本の軍国主義の復活を危ぐする声があることに対し「日
本に軍国主義復活を許そうとする人はいないと断言できる」と強調
。その上で、両国の相互理解を深めるために「国民各界各層の交流
を活発にしていくことが大切」と表明した。
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