投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 30 日 12:28:07:
2000人に1人の米国人が悩むといわれるナルコレプシー(居眠り病)は、特定の脳細胞の欠如が原因である可能性があることが、米大学の研究で分かった。ナルコレプシーは、常に脱力感をともない、急な眠りに襲われたりする睡眠障害。一部の患者は症状のため、仕事につけなかったり、運転免許が取得できなかったりする。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームは、ナルコレプシー患者4名の遺体の脳と健康な人の脳を比較。患者の脳には、メッセージを伝達する化学物質ヒポクレチンを分泌する神経細胞のほとんどすべてが欠如していることを発見した。米スタンフォード大学の研究チームもこれを確認した。米国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)の睡眠障害の専門家、シェリル・キット氏は、電話での取材に対し、「これで治療個所を特定する手掛かりがつかめた。研究者が既に動物実験を始めている」と述べた。