投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 29 日 12:57:39:
29日付の英各紙は、同国の研究チームの研究結果として、脳がスポンジ状になって死亡する狂牛病が、気付かないうちに動物から人へ感染する可能性があると報じた。狂牛病の原因とされる異常化したたんぱく質「プリオン」が体内に入っても発症しない場合があり、そうした動物から知らないうちにプリオンを取り込み、狂牛病に感染する恐れがあるとしている。
狂牛病が牛以外の動物間でも感染することは知られているが、各紙によれば、ロンドンの聖メアリー病院の研究チームが狂牛病状態のハムスターのプリオンをマウスに投与する実験を行ったところ、マウスの脳内にプリオンがかなり増殖している場合でも、狂牛病の症状は出なかったという。
このため、一見健康そうな牛や豚から気付かないうちにプリオンを取り込み、狂牛病に感染する場合もあると研究チームは警告している。
[時事通信社 2000年 8月29日 10:26 ]