投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 8 月 10 日 11:23:17:
※ここ、前から知っていたんですですけど、今のところ、判断は保留してます。
この大麻を禁止したのはアメリカ占領軍で、1948年のことだった。1938年のアメリカ本国における禁止政策を日本にも押しつけたのである。
アメリカで大麻が禁止されたのは、依存症や犯罪などの実際的な問題が発生したからではない。1930年代に起こってきた石油化学産業にとって、大麻が目のうえのたんこぶとなったからである。何故か?大麻が石油と同等、あるいはそれ以上の原料となって、さまざまな製品を作り出すことができるからである。
例えば、
当時、開発がすすめられていたナイロンなどの化繊にとって、帆に使えるような丈夫な布やロープから、絹に近い柔らかい繊維も取れる大麻は邪魔になってしかたがなかった。
大麻の種から取れる機械油は、当時、市場の99%を占めていたが、これも石油化学業界にとって強敵だった。
また大麻からセルロイドやプラスチックなどの化学製品も開発・製造され始めたが、これも石油化学業界には脅威だった。
大麻は薬として非常に多く処方されていたが、化学薬品にとって目障りだった。
大麻は紙にもなるが、簡単に紙が作れると市場を寡占できなくなる新聞業界のおもわくもあった。