投稿者 onlineKILLIFISH 日時 2000 年 8 月 28 日 02:30:43:
情報通信部のホームページ(www.mic.co.kr)が26日、ハッカーの侵入を受けた。
情報通信部によると26日午前9時30分からホームページがハッカーの攻撃を受け始め、正午にはダウンし、この日の午後10時までおよそ10時間サービスを中断するという事態が起きた。
情報通信部は警察庁のサイバーテロ捜査隊に捜査を依頼する一方、直ちに緊急対策チームを稼働、復旧に乗り出した。この日の午後10時頃、システムが正常化しサービスを再開した。
今回のハッキングは「分散サービス拒否攻撃(DDoS)」によるもので、2月のはじめ米国のヤフー、アマゾン・ドット・コム、CNNなどのサービスが中断したのと同様の手口だ。
この日は乙支(ウルチ)訓練の最終日で情報通信部は、「サイバーテロ防止模擬訓練」まで行ったが結局、保安上のすきを見せてしまうはめとなった。情報通信部は、ハッカーの身元はまだ把握できていないが、政府が推進している一種のインターネットレーティングである「インターネット情報内容自律表示制」に不満を抱いた韓国のインターネット利用者による犯行である可能性が高いとみている。
一方、情報通信部のホームページでインターネットレーティング反対デモをリードしているインターネット利用者団体の進歩ネットワークセンターは26日、インターネット上での検閲反対運動のあり方を発表し、「これまで試みてきた‘サイバー拒否攻撃’は正当な政治的意思表現の一方法」だとし、事実上、今回のサービス拒否攻撃の当事者であることを認めた。
同団体は28日正午、情報通信部のホームページの自由掲示板で、「検閲反対」という題名でオンライン上での大々的なデモを行うと予告しているため、情報通信部の「インターネット情報内容自律表示制」に対する議論がさらに過熱するものと予想される。
2000/08/27-16:46(SUN)