投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 26 日 17:37:30:
2000.08.26 Web posted at: 1:25 PM JST (0425 GMT)
ロンドン -- 英国ロンドンの有名デパート、ハロッズのオーナー、モハメド・アルファイド氏は25日、息子ドディさんとダイアナ元皇太子妃がパリで事故死したことについて、新たな情報を公表する意向を明らかにした。「これまでほとんど知られていない」とされるダイアナ元皇太子妃の死の直前のビデオテープなども含まれるという。公表は30日、ワシントンで行われる予定。翌31日は、ダイアナ元皇太子妃とドディさんの3周忌。
公表を明らかにした声明文には、「世界中にショックを与える事実を公表する」としている。米中央情報局(CIA)の元エージェントらが、アルファイド氏に対し、ダイアナ元妃暗殺計画を示す極秘文書を「約2000万ドル(約21億4000万円)で売ろうとした詐欺の詳細」も明らかにするという。
アルファイド氏側は、この詐欺疑惑を証明する音声テープも公表する構えを見せている。ダイアナ元ウェールズ皇太子妃、ドディさん、運転手のアンリ・ポールさんの3人は、1997年8月31日、パリ市内の自動車事故で亡くなった。ダイアナ元妃は英国のチャールズ皇太子と離婚後、ドディさんと交際していた。
事故の原因を調べていたフランス警察当局による捜査は、「ダイアナ元妃らの乗ったリムジン・タイプのベンツが、パリ市内のトンネルで柱に激突したのは、運転手の飲酒が原因」と結論付けている。しかし、アルファイド氏は、「ダイアナ元妃らは英国王室などの陰謀により殺された」と主張している。
アルファイドさんは、米の機密機関が所持しているダイアナ元妃、ドディさんなどに関する書類の公開を求め裁判所に訴えていたが、今年4月に棄却されている。
アルファイド氏はエジプト出身。所有するハロッズは、ロンドンの有名デパート。アルファイド氏は、これまで一貫して、ダイアナ元妃と息子ドディさんの暗殺計画は、英国政府と王室などが関与していると訴え続けてきた。
米国の国家安全保障局(NSA)は1998年、同局はダイアナ元妃に関する書類ファイルは全部で182件あり、うち39件が極秘書類で公開は不可能ということを明らかにしている。
◎英国王室、5割以上の国民が支持
一方、英国内での王室人気は5年前に比べ急激に上昇している、という。25日、世論調査機関MORIの発表によると、今の王室に満足している人の割合は51%で、1995年の41%に比べ、10ポイント上昇した。
この世論調査は先週末、英国皇太后の100歳の誕生日を記念して行われた。今の王室に「非常に満足」している人の割合も、5年前の7%から、13%にまで上昇している。「まあまあ満足」している人の割合は、5年前の34%から、38%に上昇した。