投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 26 日 12:30:22:
【サンパウロ25日時事】
ブラジル・アマゾン川流域の密林地帯に住む先住民(インディオ)で、1世紀近く人々の前に姿を見せなかった「ナウア族」を名乗る約250人がこのほど、ペルーとの国境に近い北西部のアクレ州に現れた。同州で計画されている国立公園事業への反対を訴えているという。
ブラジル先住民の連合組織「全国先住民基金」によると、ナウア族に関する最後の記録は1906年の新聞に掲載された「最後のナウア族女性が結婚へ」との記事で、その後、同族は消滅したと考えられていた。
今回現れたナウア族と名乗る人々は、最も近い小都市から船で2日かかる密林の奥地で、ゴムの樹液を採取して生活し、多くはポルトガル語を話す。先住民風の習俗はほとんど失われ、中には部族の言葉をうまく話せない者もいるという。
[時事通信社 2000年 8月26日 06:26 ]