投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 8 月 26 日 09:55:57:
「注射は医療行為」母親本人が言明
【ロンドン25日=欧州総局】仏AFP通信は25日、ロシア原子力潜水艦クルスクの沈没事故でクレバノフ副首相に抗議する乗組員の母親(42)が背後にいた女性に注射され意識を失ったとされる問題で、この母親がAFPの電話インタビューに対し「心臓病のため医療行為を受けただけだ」と答えたと報じた。心臓に持病を持つ母親は「私が気分が悪くなったので、主人が心配し医師に頼んだ。西側メディアはうそばかりを並べ立てている」とも話しているという。
一方、英紙タイムズは25日、母親が犠牲者のためにロシア政府への抗議運動を強めていく考えだと報じた。同紙によると、母親は「政治指導者の間に旧ソ連時代の精神構造が残っている」と、政府を批判したという。同紙は24日付で注射器を持った女性の写真を掲載。注射器の中身を「鎮静剤」と指摘したうえで、「旧ソ連時代の国家保安委員会(KGB)の手口を思い起こさせる」と論評していた。