外来ザルを捕獲、薬殺へ 「純血危機」と和歌山県

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投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 8 月 25 日 18:23:20:

08/24 23:14 外来ザルを捕獲、薬殺へ 「純血危機」と和歌山県  社会240#01
共同
 和歌山県は二十四日、「サル保護管理計画対策検討会」の初会合
を開き、ニホンザルと野生化した外来種のタイワンザルとの「混血
」で生態系が乱れることを防ぐため、約二百匹いるタイワンザルを
一斉捕獲する方針を決めた。                 
 検討会の会長を務める和秀雄・大阪大教授(生物人類学)による
と、種の純血を保つ目的で外来動物を一斉捕獲するのは全国で初め
て。捕まえたサルは薬殺する方針。和教授は「サルに罪はないが、
このままでは純粋なニホンザルの危機」と説明している。    
 台湾原産のタイワンザルは、ニホンザルと体格などは変わらない
が、しっぽが長い特徴がある。                
(続)  000824 2314              
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)

[2000-08-24-23:14]
続き (改行で次文書 E:終了)

08/24 23:14 外来ザル  社会240#02

 和歌山市内の私設動物園で飼われていた約三十匹が一九五四年の
閉鎖で野生化し、周辺のニホンザルとの交雑を重ね、同市南部の山
中に生息域を広げた。付近ではしっぽの長いサルが目立つといい、
和教授は「このペースで増えれば、いずれは本州全域に広がる」と
指摘する。                         
 県は群れをえづけし、えさ場の周辺を大規模なおりで囲って一網
打尽にする方針だ。検討会では「捕獲後は生きたまま譲渡できない
か」との意見も出たが、「実験動物としてしか引き取り手はあり得
ない」と薬殺の方針が決まった。               
 群れに交じったニホンザルは、捕獲後に遺伝的な純粋さが確認さ
れれば、難を逃れることになりそうだ。            
続き (改行で表示 E:終了)

(了)  000824 2314              
[2000-08-24-23:14]




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