投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 24 日 21:48:26:
2000.08.24 Web posted at: 8:43 PM JST (1143 GMT) ワシントン(ロイター)
米連邦捜査局(FBI)の犯罪捜査を目的とした電子メール傍受システム「カーニバー」をめぐり、米司法省のジャネット・リノ長官は23日、同システムの見直し計画を24日に公表する方針を明らかにした。
同長官によれば、司法省は米国東部時間の24日午後5時(日本時間25日午前6時)、同省のウェブサイトに発表文を掲載し、同システムの見直し計画とその目的について説明する。
カーニバーは、FBIがインターネットサービスプロバイダー(ISP)を経由する通信を監視して、犯罪への関与が疑われる人物の電子メールを傍受することを目的としたシステム。しかし、電子メールの傍受がプライバシーの侵害にあたるとの懸念が高まり、プライバシー保護団体などがシステムに関する情報の公開を求めていた。今回の見直しは、こうした動きを受けたもの。
見直し作業にあたるメンバーは、米国の大学から専門家を募る方針。24日から10営業日以内に大学側からの応募を受け付け、その2日後に、見直し担当の部署がメンバーを推薦する。最終的な顔ぶれは、リノ長官が9月15日に発表する予定。
司法省は、ソフト・ハードの両面から同システムの見直を行い、12月1日までに作業を終えたい意向だ。
司法省やFBIはこれまで、カーニバーの詳細について公表することを拒んできた。しかし、リノ長官は、見直しメンバーに選ばれた専門家には、必要な情報をすべて公開すると言明した。