投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 24 日 13:53:03:
2000.08.24 Web posted at: 7:13 AM JST (2213 GMT) ワシントン(AP)
マクドナルド社は22日、同社に卵を供給している27の農家に対し、飼育場のスペースを拡大することと、最長2週間にわたって雌鳥にえさや水を控える飼育方法を止めるよう指示した。同社は動物愛護団体からの圧力を受けて2年前から、自社製品の材料となる動物の飼育方法について、生産農家に様々な指導を繰り返している。今回の基準は、専門家からの助言に基づいている。
マクドナルド社が契約している生産農家の雌鳥飼育用かごの床面積は、現在50スクエア・インチ(約323平方センチメートル)。同社はこれを、雌鳥が同時に座れる広さを確保するため、72スクエア・インチ(約465平方センチメートル)にするよう求めた。
また雌鳥の病気を防ぐために、鶏卵農家は5日から2週間、えさと水を抜き、人為的に毛の生え変わりを促す。マクドナルド社は、この飼育方法を止めるように指示した。
鶏卵農家は、来年の最初の四半期の終わりまでに飼育方法を改善し、今年の終わりまでに飼育場を拡大しなければならない。
動物愛護団体のブルース・フリードリックさんは、マクドナルド社の取り決めを歓迎するとし、「動物を死ぬ程空腹にさせたり、脱水状態に追いこまないようにするのは、ごくごく最低限のことだ」と話している。
マクドナルド社は、以前から動物愛護団体の標的になってきた。そこで動物愛護の観点から、と殺前の牛や豚の扱いについて契約農家に改善を要求したり、人道的に動物が扱われているか食肉パッキング工場を定期検査するなど、対策を講じていた。同社の基準に満たない食肉処理場には、取引停止の措置が取られる。
鶏卵農家は、めんどりがお互いに傷つけあうのを防ぐために、くちばしを切る。これも、マクドナルド社は段階的にやめたいとしている。 同社の担当者は、今回の新たな基準について、「当社は動物福祉に取り組んできた。今回の措置も、当然の流れ」と話している。