投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 23 日 20:51:33:
遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの一つ、Btコーンの花粉がついた草を食べたチョウの幼虫の約20%が死んだとする野外実験報告がこのほど、米アイオワ州立大学の2人の研究者から発表された。
Btコーンは害虫防除に用いられる微生物バチルス・チューリンギエンシス(Bt)の遺伝子を組み込んだトウモロコシ。Btコーンの花粉でチョウの幼虫が死んだとする報告は米コーネル大学が昨年5月に発表し、GM作物全般に対する国際的な批判を高めるきっかけとなった。だが、同大の報告は実験室という限定的な空間での試験に基づいたものであり、自然界では起こり得ないとする見方も専門家の間で強かった。より自然環境に近いアイオワ州立大の実験はBtコーンが他の生物に及ぼすリスクが大きいことを裏付けるものとなった。
[時事通信社]