投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 23 日 13:36:04:
【ジュネーブ22日=大内佐紀】
世界保健機関(WHO)は二十二日までに、マラリアを媒介する蚊が、アフリカから航空機で欧州諸国に運ばれ、空港周辺の住民がマラリアに感染しているとの報告を発表、関係政府や航空会社に空港や機内での防虫剤散布を強化するよう勧告した。
WHOによると、この「空港マラリア」は一九六九年から九九年の約三十年間に、マラリアが発生しないはずの欧州など十二か国で八十七例が報告され、少なくとも五人が死亡した。患者は、いずれも空港近くに居住していたという。
地域別では、最も多いのはフランスの二十六件で、次いでベルギーの十六件となっている。フランス、ベルギーとも、旧植民地のアフリカ中西部からの直行便が多く着陸している。