投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 20 日 14:42:00:
【ニューヨーク19日=共同】
十九日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、国連の気候変動に関する調査グループの共同責任者を務めるジェームズ・マッカーシー博士(ハーバード大学)ら研究者が今月上旬、北極圏をロシアの砕氷船に乗船し航行した際、北極点を覆う氷の一部が解けていることを確認した。地球温暖化が気候に影響していることを示す証拠という。
出発地のノルウェーのスピッツベルゲン島から北極点までの間に氷が解けた水面が点在。同乗した米自然史博物館のマルコム・マッケナ博士が、携帯用の衛星利用測位システム(GPS)で北極点到達を確認した時にも船は海水に囲まれていた。
北極点が凍結していない海水で覆われていたのは、約五千万年前が最後とされており、マッケナ博士は「温暖化を認めない人も北極点が解けていると聞けば目を覚ますのではないか」と話している。