投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 20 日 00:38:07:
2000.08.19 Web posted at: 3:51 PM JST (0651 GMT) ワシントン(CNN)
米移民帰化局(INS)は、18日、1992年アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのイスラエル大使館で起きた爆破事件の容疑者であるパキスタン人男性の身柄を拘束したことを明らかにした。モハマド・アバス・マリク容疑者は、11日、ロサンゼルスで米国の入国手続きをする際、書類上の不備があり、同局に身柄を拘束されたという。同局の広報担当が明らかにした。
CNNが得た情報では、マリク容疑者が、94年に同じくアルゼンチンで起きたユダヤ人協会本部ビル爆破事件にも関与していたかどうかは不明。92年のイスラエル大使館爆破事件では、約30人が死亡。94年のユダヤ人協会本部ビル爆破では、約90人が亡くなった。
アルゼンチンのユダヤ系人口は、中南米最多の約30万人。ブエノスアイレスは、米ニューヨークに次ぐユダヤ系住民の拠点と言われる。
99年5月、アルゼンチン最高裁は、92年のイスラエル大使館爆破事件にエジプトのイスラム教原理主義過激派ジハードが関与していると断定。ジハードは、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派ヒズボラの武装組織の一派で、今年初めイスラエル軍がレバノン南部から撤退するまで、20年以上に渡ってイスラエルに対するテロ活動を行っていた。
アルゼンチン政府は、今後マリク容疑者の身柄をアルゼンチンは引き渡すよう、米政府に要求する意向を示している。