コーラ業界の陰謀が発覚?!

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 8 月 19 日 04:58:06:

   コーラ業界の陰謀が発覚?!

      炭酸飲料のカフェイン添加は
      「依存症」づくりの餌付け商法だった?!

●もう100年も前の話ですが、「コカコーラ」が当初、文字どおりコカ(コカインの原料)の抽出物をレモネードに混ぜた“お薬”として売り出されていたことは、有名なエピソードです。 中南米の高地に住む人々にとっては、コカの葉は文字どおり、高山病を克服する健康薬として重要な日用品なのだそうです。 しかしそれを精製して「興奮剤」として使うと、危険な向精神薬に様変わりするというわけ。

●甜菜[てんさい]から抽出した精製糖だって、純度が高いから大量に摂[と]ると健康には悪い。 コメだって、そうですよね。 コメは炭水化物だけでなく貴重な蛋白源でもあるが、いわゆるシロメシ、銀シャリ、つまり精製米を過剰摂取すれば糖尿病のもとになる。 人体の大部分が水で出来ているからといって、浴びるほど水を飲めば身体を壊します。
  (最近ではマイカルその他のスーパーマーケットが客寄せのためにイオン交換樹脂で精製した“純水”の自販機を置き、馬鹿消費者が「ウマいウマい」といって買いに集まるという話を、テレビ東京の日経ニュースで報じていましたが、こういうものをウマいと感じる日本人の味覚は、もはや“白痴化”したと言うほかないでしょうな。 しかし、そもそもドブ水を簡易リサイクルして飲んでいる社会病理的な大都市になんか住んでいるからこそ、“純水”をウマいといって飲むところまで追いつめられているわけで、そういう大都市は、農村から首都に出稼ぎにきた貧民が住み着いていた“ゴミの山”、フィリッピンの「スモーキーマウンテン」と、本質的には変わらないのだと言うことを、大都市にへばりついて日銭を稼いでいるプロレタリア国民は、早く気付くべきなのでしょうな。)

●コカコーラの成分は企業秘密なので、世間にはいろいろな憶測が出回っているようですが、おそらく、もうコカ抽出物は使っていないと思います。(……というか、そんな危ないものを使っていないと信じたいわけですが……。) 
  ところが今回報道されたジョンズ・ホプキンス大学の研究によれば、米国の飲料メーカーは顧客を“依存症患者”にして「やめられない止まらない」消費者として飼い慣らすために、わざわざカフェインを添加しているらしい。
  もしこれが本当なら、シャブ(覚醒剤)の常連顧客を作るために、ヤクザがシロウトさんに最初はただ同然の安価で覚醒剤を提供して“中毒患者”に仕立てる、という「餌付け商法」と同じだということになる。

●これ書いてて、今思い出したんですが、IBMがパソコン市場に進出した80年代の前半に、中国に大量のパソコンを無償供与するという“国際援助”を行なったことがありました。 美しい話ですね。【笑】
  しかし本当は、IBMのシステムに慣れさせて、他のメーカーの製品を使えないように中国のユーザを“調教”し、長期的な独占市場を中国に作り出すのが狙いであった。 これは電算機システムの市場においては日本でも普通に行なわれていることですよね。
  富士通だか東芝だかが、どこかの地方自治体の電算システム契約の競売に「1円」入札を行ない、問題化したことがあった。
  中国はアヘン戦争で、こうした「餌付け商法」の怖さをイヤというほど経験した。 そうした経験と、米国が戦略的に利用できるセキュリティ・ホールがたくさん空いているという問題から、中国政府はマイクロソフト社のソフトウェアを嫌い、リナックスに傾倒しているという現実もあるわけですが……。

●ところで日本の清涼飲料のカフェイン添加問題は、どうなっているのでしょうね。 保健飲料の場合は「24時間働けますか」とか「ファイト一発」とか、文字どおり“覚醒剤”であることをアッピールする広告が大々的に展開されてきましたが、最近では“お子ちゃま向けスタミナドリンク”まで出ているでしょ。
  こういうの飲み付けている人たちが、もっと精製された覚醒剤に容易に向かっていくのは“道理”だと思うんですけどね。【笑】


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MSNBC スタッフ&ワイヤ・レポート (2000年8月14日)
    http://www.msnbc.com/news/446035.asp#BOD

  
 ●● 炭酸飲料のカフェイン添加は依存症患者を作るため
         清涼飲料業界の陰謀が研究で明らかに  ●●

1998年に、アメリカ国民は150億ガロンの炭酸飲料をがぶ飲みしたが、これは国民一人当たり、およそ585本の缶入りソーダを飲んだ勘定になる。 その炭酸飲料に含まれているカフェインが、消費者を“薬物中毒”に陥らせるために故意に添加されていたらしいことが、このたびの研究で明らかになった。 研究者たちは、炭酸飲料へのカフェイン添加が、紙巻きタバコへのニコチン添加に匹敵するものだと指摘している。

   ………………………………………………………………………………

 「アメリカ国民が水よりもたくさん飲んでいる清涼飲料には、消費者を嗜癖[しへき](病的な常習性依存)に陥らせるためにカフェインが添加されており、これは飲料メーカーが主張しているような“風味を強めるため”のものとは到底言えない」――紙巻きタバコのニコチンと比較しながら清涼飲料のカフェインを調べている研究者たちが、こんな発表を行なった。

「カフェインがニコチンと同様の目論見で嗜好品に添加されていたことが判明したのは、かなり衝撃的です」と、この調査を指揮した精神薬理学者のローランド・グリフィスは語る。 「両方とも精神に影響を及ぼす薬物です。 最近まで、タバコ会社は“ニコチンが常習的病的依存(嗜癖)を生じさせる”という事実を否定し、単に“タバコの風味を増強するため”だけに使用しているのだと言い訳をしてきました。 それと全く同じ屁理屈が、カフェイン添加を正当化するために使われているのです。」
グリフィスらジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究者たちは、炭酸飲料を飲んでいる消費者の大部分は“カフェイン入り飲料”と“カフェイン抜き飲料”との味の違いを識別することができない、と証言する。
この研究成果は全米医師会(AMA)が発行している『家庭医学公的文書集成』誌(Archives of Family Medicine)に掲載されたが、この論文の結論は「清涼飲料にカフェインが添加されているのは、“摂取者に常習的病的依存を生じさせる”というこの薬物の特性を利用して、販売量を上げるために他ならない」というものだ。


●知られざるカフェイン添加の真相

ジョンズ・ホプキンス大学の調査では、25人の成人の消費者のうち、炭酸飲料に含まれているカフェインに気が付いた人は、わずか8%しかいなかっ た。 のこりの被験者たちは、“カフェイン入り”と“カフェイン抜き”の風味の違いを識別することができなかった。もっとも、連邦食糧医薬品局(FDA)の認可水準を越える大量のカフェインを添加した飲料を与えるに及び、こうした被験者たちもようやくカフェインの有無を識別できたわけであるが……。
「この観察結果は、清涼飲料メーカーが主張している“カフェインを添加しているのは単に風味を改善するため”という言い分と、あきらかに食い違っています」とグリフィスは言う。
FDAは1981年に「コーラ飲料へのカフェイン添加をやめるべきだ」と勧告を出したことがある。ところが当時、炭酸飲料メーカーは、「カフェインは風味を強めるために使っているにすぎない」と言い訳して、これに反抗したという経緯がある。

今回の調査では、米国で消費される清涼飲料のおよそ70パーセントにカフェインが含まれていることが確認された。
「清涼飲料業界には、もう“カフェインは単なる風味改良剤だ”などと嘘をつくのは止[や]めてほしいものですね」とグリフィスは語る。 「連中がやっているのは、少しずつゆっくりと“常習的病的依存(嗜癖)”を生じさせる気分変調ドラッグを、添加し続けていることに他ならないのですよ。その何よりの証拠は、人々が“カフェイン抜き”の炭酸飲料よりも“カフェイン入り”のほうを圧倒的に多くがぶ飲みしているという現実なのです。」
清涼飲料メーカーの業界団体は、この調査結果を「無責任」だと非難し、「飲料に加えたカフェインは実際に風味を強めている」と反論している。
「あの調査は、方法論も実施のしかたも、まったくズサンだし、結論だって無責任だ。科学的研究と言えるシロモノじゃない」――そう語るのは、全米清涼飲料協会の報道担当を務めるジェフ・ネーデルマンだ。
ネーデルマンが文句を付けているのは、グリフィスらの調査で“被験者”となった者のなかに喫煙者が含まれていた点である。喫煙者は味覚が鈍っているので、こうした味覚官能試験には不適切だというわけ。それに、グリフィスらの実験手法は「温[ぬる]くなった炭酸飲料を短時間のうちにいくつも味合わせて、味覚官能試験を行なう」というものだったが、これもネーデルマンにとっては不満だという。 それに清涼飲料に入っているカフェインなんて微々たるものだ、とネーデルマンは付け加えた。
しかしグリフィスは、その反論となるようなこんな事実を挙げている。つまり、清涼飲料の2大ブランドである「コカコーラ・クラシック」と「ペプシ」はいずれも“カフェイン抜き”製品を発売しているが、この“ノン・カフェイン”コーラの売り上げは両社のコーラ全体の売り上げの5%にも届いていないのだ。
今回の調査によれば、清涼飲料は、アメリカ国民が摂[と]る飲食物のうち、砂糖を添加物のかたちで取り込んでしまう最大の摂取源になっている。 炭酸飲料をがぶ飲みしていると、もっと栄養のある飲食物が摂取できなくなるので、結果的に虫歯や肥満や骨折を起こしやすくなる。
1998年に、アメリカ国民は150億ガロン[1ガロン=(米)3.785リットル]の炭酸飲料をがぶ飲みしている。(150億ガロン は、567.75億リットル、すなわち5675万5000立方メートル。) これは国民一人当たり、この年だけで585本の缶入り炭酸飲料を飲んだ勘定になる。 清涼飲料の消費は1975年当時の2倍以上になっている。そして国民は水よりも多くの炭酸飲料を飲んでいるのだ。
「カフェイン入り清涼飲料に対する生理的・心理的な病的依存は、成人にも子供にも起こりうるし、そうした依存症がひとたび起これば、飲むのを止[や]めると禁断症状が起きる。これは既知の事実なのである」――グリフィスは今回の論文の中でそう警告している。
「大部分の成人は、こうした危険を知ってがぶ飲み控えることもできるでしょう。 ……しかし問題なのは子供です。子供はこうした危険性をほとんど知らされていないし、大人の目の届かぬところで飲んでいる可能性だってあるから」とグリフィスは指摘する。
彼は、清涼飲料メーカーが自社製品にカフェインを添加している“理由”をきちんと説明し、カフェイン添加量を製品にきちんと表示すべきだと主張している。

(ロイター通信)

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●●参考●●精神薬理学から見たカフェインの特性
出典:'Principles of Addiction Medicine', 1994
カフェインは世界で最も広く消費され、規制をまったく受けていない唯一の“向精神薬物”である。 カフェインは、脳を鎮静させる化合物の働きを阻止する作用があり、これによって精神に影響を及ぼす。 カフェインの血中濃度は、最高値が30〜45分しか続かないが、12〜24時間後に各種の禁断症状(頭痛、疲労感、集中力の低下など)が起きる。 カフェイン摂取者のおよそ10パーセントは、「カフェイン中毒症」(caffeinism )と呼ばれる依存症に罹るが、「カフェイン中毒症」の症状は「パニック障害」や一般的な「不安感」とそっくりで、見分けがつかない。 カフェインの摂取量が増えるにつれて、より多くの抗不安剤を飲まないと効き目が出なくなる。 カフェインの経口摂取で死に至ることは稀[まれ]である。ふつうのコーヒーだと50〜100杯も大量に飲まないかぎり、死ぬことはない。

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