投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 18 日 00:55:49:
三菱マテリアル(本社・東京)は17日、埼玉県大宮市の研究所の敷地内で、イタイイタイ病の原因とされるカドミウムが環境基準値の360倍の高濃度で検出されたと発表した。同研究所は、国などの行政機関が集中するさいたま新都心に隣接している。
今年1月から敷地内の土壌、地下水調査を開始したところ、同研究所北東部の顔料工場のあった地点で1リットルあたり3.6ミリグラムの高濃度カドミウムが検出された。工場ではかつて顔料の主原料としてカドミウムを使っており、「配管や廃水用の沈殿槽などから地下に漏れだしたのではないか」と推測している。
汚染された地下水が発見されたのはいずれも地表から浅い層だった。このため、同社は敷地外に汚染された水が漏れ出す可能性は低いと見ているが、今後も調査を続けると説明している。
同社から報告を受けた大宮市でも同日から独自の水質調査を始め、研究所北側の住宅を中心に、住民が井戸を使っていないかどうかを調査するという。
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