投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 17 日 15:53:30:
若手芸術家らが野外で現代美術を制作、展示する「マウントフジ・プロジェクト2000」が山梨県の富士山周辺を舞台に開催中で、同県上九一色村のオウム真理教の第6サティアン跡が現代美術のアトリエ兼展示場に変身し、話題を呼んでいる。
プロジェクトは、「展示は美術館の中で」という既成観念を取り払い、すべての人に自由な制作、展示の場を設けようと横浜市の峰昌宏さん(28)らが企画した。9月10日まで開かれる。第六サティアン跡は1996年12月、オウム真理教の管財人から村に無償譲渡され、今回は村の許可を得て使用している。富士山に向けて100メートル近い朱色の溝を掘った作品(無題)を作った横浜市の造形作家、戸塚明年さん(31)は「土から変なにおいがしてドキッとすることもあったが、オウムだけに関心を向けるのは短絡的だ。普通の感覚でどのようにこの場所を見せようか考えた」と振り返る。