投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 16 日 23:22:01:
成田空港の入国管理局員が中国公民許家斌氏を殴打した事件に関して在日中国大使館は14日午後、日本の外務省に対して厳正な対応を求め、関係部門に対し「暴力事件」の公正で妥当な処分を早期に行うよう強く要求した。
中国領事部総領事が日本の外務省に要求したのは、(1)法に基づき3名の当事者に処分を行い、処分結果を公表するとともに中国側に通知、今後このような事件が起きないよう努める (2)被害者に徹底的治療と検査を施し、中国側に治療状況を報告する、の2点。
許氏は8月1日、マレーシアから日航機で東京の成田空港に降り、作業員通路を通り入国しようとしたところを入管支局の職員に発見された。その際、頭や胸などに暴行を受け、頭の骨にひびが入り、胸や腹部に負傷した。
事件発生後、日本の関係方面では中国大使館に全く状況を報告していなかった。
在日中国大使館では中国公民に対する暴力事件は人身の権利に対する違法な侵害行為であり、これが法務省入国管理局の職員により行われたことを重く受け止め、驚きと憤慨を表すとともに、この事件に注視していくとした。中国政府は一貫して不法移民に反対しており、国際社会とともに不法移民活動を取り締まっている。許氏が日本に不法入国した行為は正しくはないが、日本の入管職員による暴力行為は著しい違法・職責失当行為であり、同機での送還措置という国際的慣例にも違反している。
「人民日報網絡版」2000年8月16日