投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 14 日 21:16:12:
【ローマ14日=西田和也】十字架で処刑されたイエス・キリストの遺体を包んだと伝えられる亜麻布「聖骸布(せいがいふ)」が、十二日からイタリア北西部トリノの大聖堂で公開され、「大聖年」の祭典に参加するためイタリア入りした世界各国の若者らが見学に訪れている。
聖骸布は、キリストの姿に似た長髪の男性が浮かび上がって見え、“奇跡の布”とも呼ばれる。十三世紀に中東に遠征した十字軍によって目撃され、十四世紀にフランスに渡り、一五七八年にトリノに移った。科学的な年代測定では「十三〜十四世紀のもの」とする結果も出たが、一九九八年に二十年ぶりに公開された際には、約二百五十万人が見学に訪れた。
今回の公開はカトリックの大聖年を記念したもので、十月二十二日まで。次回公開は二〇二五年の予定だ。