投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 7 月 06 日 19:54:31:
【英国記事】 2000年7月6日 6:15 PM 更新
英国と米国が共同で,スパイネットワーク「Echelon」(7月4日の記事参照)を利用した産業スパイに従事している疑いがあるとして,フランスが正式な調査を開始した。同国のJean-Pierre Thierry検察官が6月5日明らかにしたもの。
同検察官は仏国土保安局の反スパイ部門に対し,Echelonが産業スパイに使われていないかどうかを調査するよう命じている。
「この調査は,どんな会社,ジャーナリスト,経済関係者や政治家が,米国家安全保障局(NSA)の監視対象となっているかを知ることが目的だ」。Thierry検察官はZDNet/Franceの取材に答えてこう話している。
「米国や英国に対し,Echelonの停止を要求することもできる。しかし,これは腐敗や組織的犯罪,テロと戦ううえで優れた道具でもある。また,Echelonを国際的な管理の下に置くよう提案できる可能性もある」(Thierry検察官)
※エシュロンを国際管理だって〜ひぃ〜♪
この問題で,英国は特に微妙な立場に置かれている。英国は欧州の近隣諸国に対して欧州条約上の義務があるが,一方で米国との間では,諜報活動に関して非常に強力な関係を築いている。
Echelonに関しては欧州連合(EU)も5日,英国の反対を押し切って調査委員会を設置する予定。
これに先立ち,調査報道ジャーナリストのDuncan Campbell氏は,米国企業のビジネス契約獲得を保障するためにEchelonが使われていたことを示す証拠をEUに提出している。
さらに,英国と米国が協力してEchelonで産業スパイに従事していたことを裏付けるCIA文書が4日,英国メディアで公表された。
この文書によって,英国のほかブラジル,中国,中東などで,スパイ活動の結果として膨大な数のビジネス契約が結ばれたことが明るみに出ている。