投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 8 月 11 日 03:27:49:
2000.07.21 Web posted at: 4:18 AM JST (1918 GMT)
ワシントン(CNN)
米国の消費者製品安全性委員会(CPSC)は19日、アフリカ系米国人の親の半数以上が、乳児をうつぶせや横向けに寝かせているため、乳幼児急死症候群(SIDS)の危険度が高いという調査結果を発表した。このため、CPSCでは政府や民間企業と協力して、SIDSの啓蒙キャンペーンを展開している。
今回の発表は、CPSCの10年計画「安全な睡眠」の一環として今年初めに全米で行った調査結果をまとめたもの。CPSCのアン・ブラウン会長はCNNの取材に応じて、「乳児を仰向けに寝かせているアフリカ系米国人の親は、31パーセントに過ぎない。このため、他の人種グループよりもSIDSの発生率が2倍も高くなっている。ショッキングな数字だ」と語った。
米国では1998年、SIDSが原因で乳児2529人が死亡した。これは、新生児10万人あたり64人の死亡率になる。ところが、アフリカ系米国人では新生児1000人あたり128人、計782人が死亡。死亡率は米国全体の2倍にもなった。
CPSCの調査によると、アフリカ系米国人の親の38パーセントは乳児を横向けにし、20パーセントはうつぶせにして寝かせている。米国全体では36パーセントの親が乳児を横向けにし、うつぶせに寝かせているのは15パーセントにとどまっている。アフリカ系米国人の70パーセント以上が、乳児を仰向けに寝かせると窒息する恐れがあると誤解しているのが、原因とみられる。仰向けに寝かせると窒息しやすいと考えている親の率は、米国全体では52パーセントにとどまっている。
柔らかい寝具は使わないこと
CPSCによると、アフリカ系米国人の乳児に突然死が多いもう一つの原因として、85パーセントの家庭が乳児用ベッドに掛け布団や、羽根布団、枕などを入れていることがある。こうした柔らかい寝具は、乳児の顔にまとわりつきやすく、窒息の原因になるという。
「乳児用ベッドには柔らかい寝具を入れてはいけません。SIDSによる死亡例の3分の1は、柔らかい布団に乳児がうつぶせになることが原因で起きています」とブラウン氏は説明する。
CPSCは、0歳児の「安全な睡眠」のために、以下のようなアドバイスをしている。
・安全基準を満たした乳児用ベッドに、固いマットレスを敷いて、乳児を仰向けに寝かせる。
・枕、キルトの掛け布団、羽根布団、ムートンなど、柔らかい寝具を乳児用ベッドに入れない。
・毛布の代わりに幼児用寝袋を使ってもよいが、ほかの寝具とは併用しない。
・毛布を使う場合には、薄いものにしてマットレスに巻きつけ、乳児の胸までにしかかからないようにする。顔や首にまとわりつかないように注意する。
・ウオーターベッド、ソファ、枕などの柔らかい寝具には乳児を乗せない。
昔ながらのによる子育てがネック?
米国全体でみると、SIDSによる死亡数は1990年代初めより40パーセントも減少した。この理由としては、政府や米国小児科医学会が、乳児を仰向けに寝かせるよう指導、一般に普及したことがあげられる。
しかしアフリカ系米国人の多くは、専門の小児科医よりも母親や祖母などのアドバイスをもとに子育てをする。このため、政府や学会の指導がなかなか広まらず、SIDS対策が遅れたとみられる。
※家族解体、子育ては「政府」に?げらげら。連中の言いそうなことだ。
CPSCのブラウン会長は、「その家にはその家なりの子育てのやりかたがある。昔ながらのやりかたが根づいていれば、それと違うことを要求するのは難しい。私たちが祖母の代から教育していけば、アフリカ系米国人の社会も変わるだろう」と話した。
CPSCの「安全な睡眠」キャンペーンには、ガーバー・プロダクツ社、連邦政府のプライマリー・ヘルスケア(初期治療)局(BPHC)のほか、ブラック・エンターテインメント・テレビジョンも参加している。同テレビではゴールデン・アワーに全米の公共サービスの告知を行い、SIDSに関する番組を制作する予定。このほか、マイノリティーへの医療のため、政府の補助を受けている3000の病院では患者に資料を配り、地元の医療当局とも協力する。
URL: http://cnn.co.jp/2000/HEALTH/07/20/sids.african.americans/index.html
リンクの題名: CNNJAPAN
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