投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 7 月 19 日 22:21:17:
世界の電話、ファクス、Eメールを盗聴しているとされる米国主導の国際的通信傍受システム
「エシュロン」の危険性を訴える英国の専門家クリス・ベイリー氏とジャーナリストのダンカン・
キャンベル氏が来日し18日、東京都内で記者会見やシンポジウムに参加した。
キャンベル氏は、従来、軍事目的に限られていると信じられてきた米英などの情報機関による盗
聴が企業活動や民間活動なども含めて無差別に行われていることを欧州議会に報告してきた。シン
ポジウムでは、青森県・三沢基地にも情報収集拠点があるという傍受システムの仕組みを説明する
とともに、日本も含めた経済情報や外交情報のほか、国際的人権擁護団体のアムネスティー・イン
ターナショナルやキリスト教団体など「市民活動が盗聴の対象になっている」と具体的に警告し
た。
人権情報についてのインターネットサービスを提供している進歩的コミュニケーション協会(A
PC)のベイリー氏は、すでに盗聴法が実施されている英国や韓国の政府機関による電話やEメー
ルの傍受についての統計などをあげながら、犯罪捜査などよりも労働運動の規制など政治的目的に
使われていることが多いことを指摘した。
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