投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 7 月 18 日 18:53:15:
07/17 18:25 宗教抗争収拾に国際支援も インドネシア方針転換か 外信48 #01
【ジャカルタ17日共同】インドネシアのシハブ外相はジャカル
タで十七日、記者団に対し、マルク諸島の宗教抗争に関して「事態
の進展次第では航空機や船舶を(外国から)借りることがあり得る
。しかし軍隊はいらない」と述べ、抗争収拾のため国際的な支援を
求める可能性を示唆した。
ワヒド政権はこれまで、続発する民族紛争や宗教抗争への外国の
介入を一切拒否してきた。外相の発言は、状況によっては外国の支
援を求めるという方針転換の可能性を示しており、背後で抗争を扇
動しているとされる反ワヒド勢力へのけん制とみられる。
(続) 000717 1824
[2000-07-17-18:25]
続き (改行で次文書 E:終了)
>
07/17 18:25 宗教抗争 外信48 #02
マルク諸島では昨年初めからキリスト教徒とイスラム教徒の抗争
が起き、これまでに約五千人が死亡したともされる。政府は六月下
旬、同諸島に非常事態を宣言、国軍と警察約二万人が住民の武装解
除などを進めているものの衝突は続いている。
特に中心都市アンボンなどで、同諸島外から乗り込んだイスラム
強硬派の武装集団が攻勢を強めていることに欧米諸国の懸念が高ま
っている。ジャカルタの米国大使館は今月十四日、流血阻止と強硬
派排除のため、さらに強い措置を取るようインドネシア政府に求め
る声明を出している。
(了) 000717 1825
[2000-07-17-18:25]