投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 7 月 18 日 08:25:04:
物理学で大問題となっている素粒子ニュートリノの質量の有無について、文部省高エネルギー加速器研究機構と東京大学宇宙線研究所を中心とする日米韓のグループは17日、約95%の確率で質量ありとする実験結果を発表した。2年前、東大宇宙線研が上空から降ってくる天然のニュートリノを観測、質量があるとの結果を発表して世界的ニュースになったが、今回のデータはその観測結果の有力な裏付けになる。
ニュートリノには電子、ミュー、タウという3種類があり、質量を持っていれば、互いに姿が入れ替わるニュートリノ振動という現象が起きる。研究グループは筑波研究学園都市にある高エネ研の加速器でミューニュートリノを作り、これを250キロメートル先の岐阜県神岡町の地下にある東大宇宙線研の観測装置「スーパーカミオカンデ」に向けて発射。ミューニュートリノが地中を走っているうちに一部がタウニュートリノに変わる現象を追った。