投稿者 陰謀王子☆彡 日時 2000 年 7 月 07 日 23:41:16:
【ファイナルファンタジーに秘められたエピソード(前編)】
今でこそ、
世界中で認められている『ファイナルファンタジー』だが、
この作品が発売された1987年末、
当初、ここまでの人気を獲得できると思っていたのは、
熱心なファンと、業界の事情通と、
このソフトを世に送り出した『スクウェア』の上層部および、
制作の依頼を受けた海外の『プロフェッショナル』くらいのものだっただろう。
その時期、
国内では『ドラゴンクエスト』の人気が、
これ以上ないほど急速に盛り上がっていた。
しかし、その他のRPG(ロールプレイングゲーム)は、
そこそこの支持は得るものの、ドラクエには大きく水をあけられていた。
当時のスクウェアは、パソコン用のソフト市場から、
ファミコン(その頃はファミリーコンピューター)市場への移行期にあった。
水晶の龍、ディープダンジョン、とびだせ大作戦(笑ぃ)等、
佳作を立て続けに発表していたが、
中でも『ディープダンジョン』シリーズには、
今後、より一層、人気拡大していくだろうRPGの手応えを感じていたようだ。
(パソコン時代のスクウェアも、
ザ・デス・トラップ、ウィル、ブラスティー、
といった名作を世に送り出している……よく知らないけど……笑ぃ)
いくつかの試行錯誤に併せて、
スクウェアはアクションRPGの走りともいえる、
『キングスナイト』を先駈けて発表している。
パソコン時代(特に、ウィル、ブラスティーの頃)から、
スクウェアの技術力には定評があったが、
このキングスナイトは、ファミコンの基本性能を考えると、
また、86年の技術水準から見ても、ずば抜けた作品だったと記憶している。
何より驚いたのが、このソフトのメインプログラムは、
わずか数十時間(開発日数2日だったかな?)という短期間で、
ある“天才”の手によって、プログラミングされたものだというのだ!
この天才こそが、
アップルUのプログラマとして名を馳せた、
『ナーシャ・ジベリ』(ナーシャ・ジャベリ)その人だったのである!
つづく(明日以降になりそう……)
(ちぇっ、バタバタしてたら発売に間に合わなかったよ……(^^;)