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学技術研究への政府支出、日本はOECDで最低
各国の科学技術研究開発費全体に占める政府の支出率
をくらべると、日本政府は2割足らずで、経済協力開発
機構(OECD)加盟29カ国の中で最低であること
が、全米科学財団(NSF)発表の「科学技術指標20
00年版」でわかった。
NSFは1996―98年に各国で使われた研究費に
ついて、政府や産業界などのどこがお金を出し、どこが
実際に使ったかを分析した。
それによると、日本は政府支出率が19%にとどま
り、産業界が73%を、大学などが残りの8%を出して
いた。
主要8カ国(G8)でみると、政府支出率はロシア
(61%)、イタリア(51%)などが高く、米国は3
3%。一方、産業界の支出の割合では、日本は最高だっ
た。
政府から産業界に回る研究費が極めて少ないのも日本
の特徴だ。産業界が使った研究費のうち、政府からの資
金は1%にすぎなかった。ロシアは50%、米国は1
5%、残りの国も7%以上だった。
基礎研究の立ち遅れから、95年に科学技術基本法を
制定して「科学技術創造立国」をめざしている日本だ
が、研究費でみる限り、産業界頼みが続いているよう
だ。
97年の研究費総額は米国が最も多く、日本は2位だ
った。
(11:28)
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♪土建国家〜、ぢゃぱ〜ん!(c: Hiromi Go)