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ミサイル発射停止は継続
【北京21日共同】二十一日の朝鮮中央通信によると、朝
鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の外務省スポークスマン
は二十日、昨年九月に発表したミサイル再発射の一時停止
措置について「ワシントンでの会談開催の準備が続いている
ため、停止措置は依然として有効である」と言明、北朝鮮が
今後もミサイル発射中止を続けることを確認した。
北朝鮮のこの確認は、米政府が十九日に北朝鮮への経
済制裁の一部緩和実施を発表したことを受けてのもの。
同スポークスマンは、米国が行った制裁緩和について「米
朝間で論議されているワシントンでの高位級会談をはじめ、
懸案問題解決に肯定的影響を与えるであろう」と指摘した。
スポークスマンはさらに「米国がわれわれの自主権と選択
の自由を尊重し、平等と互恵の原則で関係改善に向かうな
ら、われわれも信義をもって行動し、米国の憂慮解消のため
に努力する」と述べた。
統一チームに積極姿勢 金正日総書記
【ソウル21日共同】韓国の朴智元文化観光相は二十一
日、日韓が共催するサッカーの二○○二年ワールドカップ
(W杯)と同年の釜山アジア大会で南北統一チームを結成
する問題について、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の
金正日総書記から「肯定的な回答を得た」と言明した。国会
文化観光委員会への報告で述べた。
朴文化観光相によると、南北共同宣言が発表された後、
昼食会で金総書記に北側でのW杯分散開催を直接尋ねる
と、金総書記は「可能性はあるだろう」「当然、すべきではな
いか」と述べたという。
朴文化観光相は、北朝鮮がW杯競技場を今から建てよう
としても、現実的に難しい点を考慮すれば「分散開催になる
だろう」とし「南(韓国)で行われる32試合中、平壌で2試合
程度を行う方策を準備中」と述べた。
文化観光相は、金総書記の発言はシドニー五輪開会式の
南北共同入場や来年の世界卓球選手権大会(大阪)での
統一チーム結成などを含めた包括的なものとみられるとし、
今後、実務協議を通じて本格的に対話が始まる見込みだと
している。