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回答先: 【参考資料】阪神大震災と地震兵器 投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 6 月 18 日 03:09:25:
☆佐藤様、それなりに情報がとれる意義ある投稿とは思いましたが、
せめて「文中にはおかしな記述も混じっているよ」云々の注釈も期待しますm(_ _)m
以下は一般の人に向けて。
>「マイクロ波プラズマ兵器」
#人工衛星からそんな高出力かつ超高密度の高指向性ビームを得るのはどうするのだろう?どんなやり方でも人工衛星には不可能なくらい重くなりそう?
核爆発励起の空洞共振アレイだろうか?波長は?出力は何MW?
大地震の時に、断層の圧電効果による放電発光が見えておかしくないとしても、
空気中に発光が見えるほどの疑わしいエネルギーを空からぶっこむということは、
大気の発光に大量のエネルギーを消耗してしまうので、せっかくのマイクロ波ビームはたちまち数分の1オーダー以下の強さに落ちてしまいそうなものでは?
そう推測した数値的根拠が何も書いてありません。
それに、実際にそんな事したら、
地表は死ぬほど熱くなったり、
放送やデータ中継回線が破壊的な障害を受けていた事実が残りそうなものだけど。
>「超低周波」
#電波と音波を混同させていますね?
「ELF」電磁波でそんなに低い周波数を効率よく放射するためには、
それなりの仕掛けが必要となります。
ましてや100Hz以下、MWクラス以上の超低周波電磁波放射を、正確な方向へと波に指向性を持たせて照射するつもりとなれば、寸法面で、実用上「異常」な話になります。でないと、高圧送電線もどんどん放射して電力エネルギーを送れない事になりそうです。
40kHz前後の潜水艦データ通信でも、基地局は無指向性かと。
ELF「銃」などという概念自体に、疑わしい気がします。
(小さな航空機に共振しない極長波を与えて、具体的にどうなるというのだろう。
一円玉に長波の電磁波を浴びせて、さて、高校物理の"f=vBl"かつ"(電界強度)∝1/(距離)^2" で何か起こりますか?)
引用されている「冷房の低周波障害」の話題は、超低周波の音波振動ではないのか。
そのような用途の長時間連続駆動に有利ではない直流モータ方式の動作周波数が例えば10Hz(10回転)だと超低周波電波は出るかも知れないけれど、
当時もせいぜい3相交流なんかの定速同期モーターではなかったのかな?
オウムのヘッドギアは、神経に対する破壊的な直接電気ショックであって、
電磁波の非加熱であろう影響と別の現象では?
それと、超高出力の極低周波電波は受信機に混信するかも知れないが、
それは波長が短いマイクロ波とは全く異なる物理的挙動を有します。
>マイクロ波で「声」を送ると、聞いた人間はどうして其の声が聞こえてくるのか全くわからない
#私も全く分からない。
もしそんなだと、携帯電話は「電波が聞こえて」使えなくなってしまう。
しかも、音声情報の変調方式によってマイクロ波の周波数成分は全く異なるのに。
パラボラアンテナの近くにいたら、発狂してしまう道理ともなって、ペトリオットシステムもオペレータがみな狂い、まともな操作ができなくなる。
私も随分いろんな際どいマイクロ波をさわって時に指の骨を暖めて来たが、
一度もそんな事はない。
>チャネラーが聞くいわゆる霊言には、この種のものがあるのだ。
#証明実験も何も科学的データがなくて、そういうデタラメを書き込むべきではない。
>スカラー波(気)
#何でもかんでも何か情報量が存在する上は、量子現象や偏波の伝搬のように、
何かの形の物理量としてきちんと検出できるはずです。
「電磁波からスカラー波(重力波)を発生することが出来る。」は、
もしそういう効果が存在するというのならば、具体的な方法や数値としての比較を示さなくては、全くお話になりません。
>未知の複数の波(縦波の重力波・スカラー波)を干渉させる事によってそのことは[人工地震]可能であるといわれている
#「未知」が、どうして地震を可能にできるのさ?
(それ以降の「政治的動き」の部分は知らん)
*感想*
以上、デタラメな吹き込みを事実にかき混ぜて素人を惑わそうとするカルトな書き方では、ちょっと好きにはなれないです。
ただ、続く佐藤様ご投稿の「旧ソ連人工地震の研究」は、多少(或いはかなり)作って尾ヒレを大きくした記事だったとしても、同種の研究はかなり深く行われて来たのではないのでしょうか?
数値的な物理条件を満たすならば、もしかしたらあるいはどう?
複数地点から核爆発を起こさせて、地震を起こしたい断層付近に、
同時にそれらの波が到着するよう技術的に調整できないのだろうか?
ストレスが蓄積した地殻断層域に合成励振波が到着すると、目茶苦茶に散乱しそうなものです。
そういう人工地震だと、地震記録を用いて事後検証も可能そうですが、
どこの誰が指令したかの話になると、また別の政治的検証を要するでしょう。