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06/20 19:48 北マルクで173人死亡 宗教抗争が泥沼化 外信95 #01
【ジャカルタ20日共同】インドネシア北マルク州のハルマヘラ
島で十九日、イスラム教徒の武装集団がキリスト教徒支配地域のド
ゥマ村を襲撃、二十日までの現地情報を総合すると、計百七十三人
が死亡、二百十三人が重軽傷を負い、住宅や教会など二百九十二棟
が焼かれた。
国軍が部隊を急派したが、現地は緊張が続き、抗争は泥沼化の様
相を深めている。
同州などマルク諸島では、人口が拮抗(きっこう)する両教徒が
長年平和的に共存してきたが、昨年初めに宗教抗争が始まり、これ
までに数千人が死亡したとされる。背後には、中央の政争に絡んだ
国軍保守派などの謀略の可能性も指摘されている。
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(続) 000620 1948
[2000-06-20-19:48]
06/20 19:48 北マルクで173人死亡 宗教抗争が泥沼化 外信95 #02
共同
ハルマヘラ島ではキリスト教徒側が優勢だったが、五月にイスラ
ム強硬派の若者多数がジャワ島から乗り込み、逆襲に出ていた。
同島のキリスト教会幹部によると、十九日早朝、刀や火炎瓶で武
装したイスラム教徒数千人がドゥマ村を包囲して突入、キリスト教
徒の村人百六十五人を殺害した。キリスト教徒住民約二千人が避難
民となったという。
一方、同島のイスラム教人道団体関係者によると、この事件でイ
スラム教徒八人が死亡した。
(了) 000620 1948
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