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エジプト・カイロ西方約400キロのバハレーヤ・オアシスにある「ミイラの谷」で新たに発掘されたミイラ102体が、このほど外国人記者団に公開された。約2300年前のものと見られ、深さ4メートルの墓地7カ所で、子供を含めた大小のミイラが横1列に並んで眠っていた。
このオアシスは古代ギリシャ・マケドニアのアレキサンダー大王時代前後から、オリーブやナツメヤシの産地として栄えた。エジプト考古学最高評議会による発掘は昨年から本格化。約6平方キロの墓地には、貴族を中心に1万体以上のミイラが埋葬されていると推定されており、ナイル川から遠く離れた古代文明を知る上で大きな手がかりになりそうだ。
(14:06)