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韓国青瓦台(大統領官邸)スポークスマンは11日、に
つまり予定されていた前日に、1日の延期を発表した。
12日から13日に変更されたのだ。
おそらく、金正日の意向で変更されたのだろう。
当初予定されていた6月12日と言えば、、、、
金正日の抵抗だったのかも知れない。
関係ないが2000年8月25日はニーチェ没後100年
だそうだ。
2000年6月12日(月) 11時29分
<南北首脳会談>1日延期 韓国政府は楽観的立場を強調(毎日新聞)
【ソウル12日大澤文護】韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による南北首脳会談の1日延期について、韓国政府は11日、会談開催に影響はなく「よりよい会談実現のためと理解している」との楽観的立場を強調した。今のところ再度の日程変更の可能性は小さいとの見方が有力だが、国際情勢にも大きな影響を与える会談だけに、これ以上の「異変」発生は南北関係ばかりか朝鮮半島情勢に関係する国々に不安や緊張を与えることになろう。
日程延期の理由として北朝鮮側が挙げた「技術的な準備の関係」の内容としては、韓国の青瓦台(大統領官邸)が示唆した韓国マスコミの日程・会談場所などの事前報道以外に、いくつかの問題点が考えられる。
一つはテレビ生中継の問題だ。外交筋などによると首脳会談の準備協議では韓国側取材記者の人数とテレビの生中継が大きな争点となった。結局、韓国側は当初希望した80人の記者団の規模を50人に削減する代わりに、韓国側スタッフによる生中継を行うことで合意した。しかしその後の韓国先遣隊と北朝鮮当局間の協議では、生中継の準備は終了したものの、いつ、どの場面を中継するかをめぐり意見調整が難航していたと伝えられる。
また、より深刻な問題となる可能性が指摘されたのは、北朝鮮側が金大中(キムデジュン)金大統領に対し、(1)故・金日成(キムイルソン)主席の遺体を安置した錦繍山宮殿(2)金主席の大銅像のある万寿台(3)金主席の生家がある万景台――という、北朝鮮にとっての3カ所の「聖地」訪問を要求した場合の対応策だった。
この点は会談開催合意後に韓国マスコミが問題点として指摘したが、そのたびに韓国政府は「そのような予定はない」と否定した。しかし専門家筋やマスコミの間では、北朝鮮が3カ所の訪問を条件として提示し韓国側が厳しく拒否している可能性があるとの見方が根強く残っていた。
もしも延期の理由が、単純な準備の遅れや韓国側報道への北朝鮮の不快感の表明程度のものでなく、政治的な意味を持つ対立なら、金大統領の訪朝はさらに遅れる可能性がある。この場合、南北関係への悪影響ばかりか、金正日(キムジョンイル)総書記の非公式訪問を受け入れた中国や、プーチン大統領の訪朝計画を発表したロシア、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に意欲を示す米国、さらに国交正常化交渉再開を目指す日本など、朝鮮半島情勢に関係する諸国の対外政策にも、複雑な影響を与えることになろう。
[毎日新聞6月12日] ( 2000-06-12-11:06 )
2000年6月13日(火) 5時59分
<南北首脳会談>日程を1日順延 韓国大統領13日に平壌入り(毎日新聞)
【ソウル12日大澤文護】韓国青瓦台(大統領官邸)スポークスマンは11日、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南北首脳会談の日程が1日順延され、12日に平壌入りする予定だった金大中(キムデジュン)大統領は13日に出発、15日に帰還すると発表した。
北朝鮮の延期要請を受け入れたもので、青瓦台は12日に金大統領が13日午前(日本時間同)、特別機で平壌入りし、同日中に初の南北首脳会談が開催されることを発表した。またロシアのタス通信も平壌発で北朝鮮当局者が13日の会談開催を確認したと報じ、当初予定を1日延期した13日の南北首脳会談開幕は確実な情勢となった。
青瓦台によると、北朝鮮側からの延期要請は10日深夜、「緊急対南電話通知文」として届いた。その中で北朝鮮側は「技術的な準備の関係により、1日遅い、6月13日から15日までの2泊3日の日程で、金大中大統領は平壌を訪問してほしい」と要請した。
青瓦台スポークスマンは「首脳会談の行事を準備して来た主催者側の立場を考慮し、これを受け入れる事にした」と述べた。
青瓦台は、最近、韓国マスコミが金大統領の訪朝日程や移動経路、首脳会談開催が予想される会場などを詳しく報道したことについて「好ましくない」と遺憾の意を表明してきた点を強調した。
これは最高指導者の関連する行事日程を事前に公開する習慣のない北朝鮮側が、韓国の報道内容に不快感を示したり、「保安上の理由」から訪朝日程の変更が必要と判断した可能性を示唆したものとみられる。
一方、青瓦台は12日の発表で金大中大統領は13日のソウル出発時に「北側とは、話したいことをすべて話すつもりだ。南北が相互により理解できるように努力する」との声明を出し、平壌到着時に「南北の全同胞が平和にそして幸福に生きる道を探そう」との到着声明を発表することや平壌到着の初日に金正日(キムジョンイル)総書記と初の南北首脳会談を開催することを明かにした。
[毎日新聞6月12日] ( 2000-06-12-20:10 )