研究不正認定の元職員ら処分 国立循環器病研究センター https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%b8%8d%e6%ad%a3%e8%aa%8d%e5%ae%9a%e3%81%ae%e5%85%83%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%82%89%e5%87%a6%e5%88%86-%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%be%aa%e7%92%b0%e5%99%a8%e7%97%85%e7%a0%94%e7%a9%b6%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc/ar-BB1f7dLp?ocid=msedgntp国立循環器病研究センター(国循)は30日、1月に論文2本の研究不正を認定した元職員らの処分を発表した。不正を認定した元室長を懲戒解雇相当、不正にはかかわっていないが責任があるとした元所長を停職1カ月相当、不正にはあたらないが過失があると認定した職員2人を文書による厳重注意とした。元室長は退職しており、国循は退職手当の返還を求めた。 国循が研究不正を認定した論文の一つは、15年に米科学アカデミー紀要に発表された。肺がん手術の際に心臓病治療薬であるホルモン「hANP」を使うと、がんの転移や再発を防げるとの内容だった。この論文を根拠に、大阪大付属病院が肺がん患者を対象にした臨床研究を始めたが、不正が認定されて中止した。 国循の小川久雄理事長は「研究倫理に関するルールの遵守(じゅんしゅ)を徹底し、今後も引き続き再発防止に取り組む」と談話を発表した。
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