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文=高木羅無
イリオモテヤマネコをはるかにしのぐ奇獣ヤマピカリャーが確かに存在する!!
南海の秘境・西表島は珍獣・奇獣の宝庫だ!
東京から飛行機で南下すること約2時間半。白い雲の切れ目から紺碧に染まった美しい海や、まばゆいばかりに輝く白砂のビーチが見え隠れすると、そこはもう日本のトロピカル・アイランド、沖縄である。
サンゴ礁の海と深紅のハイビスカスが、エキゾチックな香りをふりまく南海の楽園……。だが光が強ければ強いほど、そこにできる影もまた濃いものとなる。
われわれの常識を超えた奇習や、部外者にはうかがい知ることのできない秘祭など、沖縄には隠されたもうひとつの顔が存在する。
だが、沖縄最大のミステリーといえば、人跡未踏の亜熱帯ジャングルや深海に潜む、未知の生物たちに関する驚異的な物語であろう。アカデミックな立場からはいまだにその存在すら認められていない珍獣、奇獣、怪魚たちが、そこには今なおひっそりと息づいているのだ。
筆者は数年の歳月をかけて、こうした沖縄の未確認生物を追跡してきたが、その過程で信頼するに足る多くの証言や決定的な証拠物件に接し、彼らの実在を確信する%