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回答先: 神ノ国批判つぶし?連中のHPにあるこの「ジャーナリズム批判」は犯行予告か? 投稿者 眼狐 日時 2000 年 6 月 08 日 12:27:38:
カード問題議事録全文掲載 平成8年6月6日、13日の2日にわたり、参
議院地方行政委員会暴力団員不当行為防止及び風俗営業等に関する小委員会が
開かれ、パチンコカード(プリペイドカード)変造問題を中心に、最近の銃器情
勢、薬物乱用問題、暴力団・外国人等による犯罪等を案件として、様々な意見
陳述がなされ、13日の小委員会には、参考人としてパチンコ業界関係者も出
席しました。が、なぜか、パチンコ店・ホール営業者代表として全国のパチン
コ店の殆ど全て(約18,000余り)が加盟している「全日本遊技事業協同組合連合
会(全日遊連)」の代表が召致されず、小委員会に招致出席したのは、一応、業
界唯一の公益法人であり横断的組織(パチンコ店、メーカー、その他パチンコ
関連企業、業者等)である加盟数約800社の「社団法人 日本遊技関連事業
協会(日遊協)」の会長でした。小委員会におかれましては、この業界横断的組
織である「日遊協」の方が幅広く意見を聞けると思われたのでしょうか、それ
ともただ単に、日遊協会長の自宅が国会に近かったのでしょうか。それとも、
日を改めて「全日遊連」の方も召致されるのでしょうか。 本文転載にあた
りましては、縦書きの原文を横書きに変更し、原文での数字表記はすべて漢数
字でしたが、これも算用数字に変えさせて頂きました。又、誤字・脱字などに
は万全を期したつもりですが転載ミス等が御座います場合は、予め御容赦下さ
い。
以下本文。
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参議員地方行政委員会6月6日 〔警察行政担当者が答弁 (転載者記入)〕
出席者は左(原文ママ)のとおり。
小委員長 鎌田 要人君
小委員
溝手 顕正君
続 訓弘君
渡辺 四郎君
有働 正治君
西川 潔君
田村 公平君
政府委員
警察庁長官官房総務審議官 山本 博一君
警察庁生活安全局長 泉 幸伸君
事務局側常任委員会
専門員
佐藤 勝君
説明員
警察庁長官官房人事課長 古賀 光彦君
警察庁生活安全局生活環境課長 吉川 幸夫君
警察庁生活安全局薬物対策課長 加地 正人君
警察庁刑事局暴力団対策部長 林 則清君
警察庁刑事局暴力団対策部 暴力団対策第一課長 中林 英二君
警察庁警備局公安第二課長 植松 信一君
自治省行政局選挙部 政治資金課収支公開室長 斉藤 信行君
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本日の会議に付した案件
○暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の運用及び風俗営業に関する制度及び運用等の件
(暴対法及び風営適正化法の施行状況と今後の課題について)
(最近の銃器情勢について)
(薬物乱用の現状と対策について)
(ぱちんこ営業に関する諸問題について)
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(中略)
〇有働正治君
まず、パチンコ・プリペイドカードにかかわって幾つか事実関係をお尋ねし
ます。一つは、日本レジャーカードシステム、それから日本ゲームカード、こ
のニ社の場合、警察庁OBの役員は何名で、どういう肩書の人なのか、また日
本遊技関連事業協会、全日本遊技事業協同組合連合会の場合どうなのか、結論
だけお示しいただけませんか。
○説明員(古賀光彦君)
お答え申し上げます。日本レジャーカードシステム株式会社にございまして
は4名の物が、会長、副社長、監査役、参与の職についておりますし、また日
本ゲームカード株式会社におきましては2名のものが、会長、常務の職につい
ておるところでございます。日本遊技関連事業協会におきましては3名の物が、
専務理事、事務局長、顧問の職についているところでございます。また、全日
本遊技事業協同組合連合会におきましては2名の者が、専務理事、事務局長の
職についていたところでございますが、この6月4日に専務理事が亡くなりま
したので、現在は事務局長の1名のみでございます。
〇有働正治君
次に、自治省に事実関係だけお尋ねします。日本遊技機政策協議会から、平
成4年−6年までの合計で結構です、次の4つのグループについて結論だけお
示しください。第1は、今枝敬雄を支援する会及び今枝敬雄を支持する会の合
計金額。ちなみに、今技敬雄氏は元自民党の衆議院譲員てございます。第2、
赤松政治経済研究会、赤松広隆講演会及び赤松広隆講演会連合会の合計額。赤
松氏は元社会党の書記長の衆議院議員です。第3、産業政策懇話会、東京中島
洋次郎後援会及び中島洋次郎選挙事務所の合計額。自民党の衆議院議員です。
第四、未来産業研究会、恵友会及び国際政治経済研究の合計額。ちなみに、小
渕恵三衆議院議員の政治団体と私は承知しています。結論だけ教えていただけ
ますか。
○説明員(斉藤信行君)
ただいまの第1の件につきましては、460万円の支出の記載がございます。
第2番目は660万円となっております。第3は460万円てございます。そ
して、第四は460万円となっております。以上の合計は2,040万円でご
ざいます。
〇有働正治君
わかりました。
それから、大手遊技業者株式会社オータが、94年12月と承知しています
が、沖縄のパチンコ店の営業許可取り消し処分を受けていると思いますが、何
店舗なのか。2つ目は、その店舗の中で他の営業者が新しく許可を得ているの
は今まで何店舗なのか。事実関係をお示しください。
○説明員(吉川幸夫君)
株式会社オータは、平成6年12月15日に沖縄県公安委員会から、許可を
受けていた17店舗に係る風俗営業の許可を取り消されております。また、現
在まで、その取り消し店舗につきまして別の経営者により許可を取得している
店舗につきましては7店舗でございます。
〇有働正治君
法律で許可取り消し後五年間は許可申請ができないというふうに私は承知し
ているわけでありますが、他の営業者
が許可を得ているということであります
が、私に言わせれば、実際上はこのオータのダミー会社的な形で1年前後して
営業を再開しているというのは、警察なり国家公安委員会の対応としては私は
非常に甘いのではないかという感じを持って質問したわけであります。いま一
つ、この株式会社オータと沖縄の暴力団旭琉会との結びつき、資金の流れにつ
いては警察はどう把握されておられますか。
○説明員(中林英二君)
お答え申し上げます。ただいまお尋ねの件でございますが、特定の企業と暴力
団等との結びつき等につきましては、具体的な事件検挙の際、類似犯罪発生防
止等の観点から、必要があると認められる場合等を除きまして一般的に申し上
げることは差し控えさせていただいておりますが、本件につきましても、それ
らの観点で御理解賜りたいと思います。
○説明員(吉川幸夫君)
風俗営業に係る許可についてでありますが、同法につきましては許可の人的
基準を第4条で定めておりまして、法人については取締役等の役員や取締役等
と同等の支配力を有する者と認められるいわゆる黒幕的経営者について人的基
準に抵触する場合には許可を受けることはできないとしているところでありま
して、沖縄県公安委員会においても、それぞれの法人に対する許可を与えるに
当たりましては、こうした点について厳正に調査した上で許可したものと承知
しております。
〇有働正治君
私はあなたには質問していなかったんですけれども、私は、それについては
県民も含めて大きな疑義を呈しているということを指摘しておきます。それか
ら、オータと旭琉会とのかかわり、私どもの調べによりますと、平成2年3月、
オータから幾つかを経由して2億円の金が流れているということを承知してい
ます。これは日にちもある程度特定できます。そういう点からいえば、客観的
に暴力団に対する事実上の資金提供的な形になっていると言われても仕方がな
い事実関係があると考えるわけで、この点もきちっと調査願いたいということ
を要求しておきます。次に、住専問題等のとのかかわりで、暴力団あるいは右
翼団体と金融機関とのかかわり等々についてお尋ねいたします。先ず、自治省
に聞きます。日本国民政治連合の93年末時点の銀行からの借入残高、これを
お示しいただきたいと思うんです。
○説明員(斉藤信行君)
平成5年分の収支報告書を確認いたしましたところ、日本国民政治連合につ
きましては、三菱銀行からの借入残高が7,800万円、コスモ信用組合から
の借入残高が3,800万円と記載されております。
○有働正治君
警察の方にお尋ねします。
この日本国民政治連合は、トヨタ自工から300万円おどし取っているよう
でありますが、この点、結論だけお示しいただきたい。
○説明員(植松信一君)
お尋ねの件につきましては、昭和59年6月7日に幹部2名を恐喝で逮捕し
ております。
○有働正治君
次に自治省に、日本青年社の場合、銀行からの借入残高はどうなっているん
でしょうか。
○説明員(斉藤信行君)
平成5年分の収支報告書を確認いたしましたところ、お尋ねの日本青年社に
つきましては、さくら銀行からの借入残高が、172,269,766円と記載
されております。
○有働正治君
警察の方にお尋ねします。日本青年社の最高顧問西口茂男なる人物は、住吉
会とはどういうかかわりがありますか。
○説明員(植松信一君)
お尋ねの件につきましては、日本青年社最高顧問西口茂男と住吉会会長の西
口茂男については同一人物と見ております。
○有働正治君
きょうは時間がありませんから具体的にお尋ねする時間はありませんけれど
も、私どもの調べによると、例えば住友銀行名古屋支店が岐阜市内の指定暴力
団稲川会系中島組の組事務所ビルを担保に、この組の関連企業に対し多額の融
資を行っている事実等々もあるわけであります。こういう銀行、金融機関が、
暴力団あるいはそれと深く結びつく右翼との資金的なかかわりがあるというこ
とは、この問題は非常に重大だということを指摘し、こういう点にも銀行は銀
行の社会的責任として、暴対法の精神その他からいってきっちり対応するとい
うことが私は求められているということを述べておきます。それから、住専と
のかかわりで、住専2社、住総、第一住宅金融からそれぞれ百数十億の融資を
受けて多額の債務を抱えている第一不動産グループがありますが、ここが大行
社の機関誌に長年にわたって大型広告を載せていると私は承知しているわけで
ありますが、警察はどう把握されておられますか。
○説明員(植松信一君)
お尋ねの大行社が発行している雑誌「大吼」に、第一不動産グループの広告
が掲載されたことがあったことについては承知しております。
○有働正治君
どれぐらいの長さで、どういうものだというあたりはいかがでありましょう
か。
○説明員(植松信一君)その点について、いつからかといったような点につい
ては承知をいたしておりません。
○有働正治君
私どもの調べによりますと、1989年5月号からで、93年10月号まで
第一不動産、その後11月号から今日まで第一不動産グループの企業が載せて、
合計7年間にも及んでいる。膨大な広告料等々が当然考えられるわけでありま
す。この大行社について、会長と稲川会とのかかわりについてどのように掌握
されておられますか。
○説明員(植松信一君)
お尋ねの関係についてでございますが具体的事件の検挙と関係なく一般的な関
係について述べることにつきましては差し控えさせていただきたいと思います。
なお、岸前会長がかつて稲川会の幹部であったと自認しているということにつ
きましては承知を致しております。
○有働正治君
それから、末野興産が大阪府内の右翼団体が発行する機関紙に毎月企業広告
を出しているようでありますが、この点について警察はどう把握されておられ
ますか。
○説明員(植松信一君)
お尋ねの月刊紙につきましては、大阪市内に事務所を置く政治団体、大化会
の発行する「月刊ふじ」と思われます。
○有働正治君
これも相当長期間にわたって、つまり昭和55年以来ということでありまし
て、相当の期間です。最近広告料が1回大体10万から5万円だと。ここから
推測すると、恐らく500万は下らない支出が行われているということは十分
予測されるという状況であります。一連のかかわり、住専問題、
犯罪も含めま
して、癒着等々もきっちり解明していただきたいということも述べておきます。
私がさきに述べましたパチンコ・プリペイドカードとのかかわり、警察官OB
とのかかわり、政治家とのかかわり等々は国会でも平成元年、予算委員会等の
集中審議を含めまして、癒着の問題、疑惑の問題、政治献金疑惑等々指摘され
ていながら、依然としてそういう状況があると。先ほど、るる警察の方では弁
明されましたけれども、私が承知しているところ、そういう警察の弁明と実態
とは相入れないということを指摘しておきます。最後に、風営法との関係で一
点だけ私は指摘しておきますけれども、最近、東京都内の歓楽街等の方々から、
本来、風営法上の届け出が不要なスナック店などに対しまして、風俗営業の規
制をちらつかせる警察の介入、干渉、強要的な言動がかなり聞かれて非常に苦
慮しているという訴えが私のところに何件が寄せられているんです。実は風営
法が改正された当時も、例えばこれは日弁連の意見書(要望書)、昭和59年6
月でありますが、法案の保護法益とされる善良の風俗・清浄な風俗環境につい
ては、その定義・内容が不明確であるうえ、国民の意識も時代によって多様に
変化するものであり、個人の思想・信条と密接にかかわっている。したがって、
その解釈、運用を誤れば国民の生活や思想をひとつの型の方向へ国家が統制す
る要因となる危険性を多分にはらんでいるということで、そういう営業なり生
活、基本的人権の尊重等とのかかわりでこの厳しい指摘、要望もあったわけで
す。ところが、最近そういうのがかなり聞かれているということがありますの
で、行き過ぎた指導等々、あるいはその人たちは恣意的な判断での締めつけと
いうような御指摘をなされているので、当然そういうことがあってはいけない
と思うわけです。そういうことがないように、この点は強く要望しておきます。
時間が参りましたので、終ります。
○西川潔君
よろしくお願いいたします。各先生方からいろいろな角度から御質問が出ま
したので、私はパチンコの関係で、換金、賞品問題について一点お伺いしたい
と思うわけです。研究会の御提言の中でも「やむを得ない換金需要については、
一定の条件の下に、第三者が買い取った賞品を営業者が買い取ることを認める
ことによって適正に満たすこととするのが、現実的な解決方策であると考える。」、
このようにございますが、その具体例として大阪方式というのが紹介されてお
ります。その大阪方式について、まず警察庁の方の御認識からお伺いしたいと
思います。
○説明員(吉川幸夫君)
現在、大阪府におきまして、財団法人大阪身障者未亡人福祉事業協会がパチ
ンコ客から賞品の買取りを行っているというふうに承知しております。この方
式の特徴としては、公益法人が賞品買い取りを行っていること、身障者や未亡
人に雇用の場を提供していること、その収益の一部を社会福祉事業に寄附して
いること等が挙げられるわけでありますが、御指摘の生活安全研究会の検討結
果では、大阪方式が買い取りを行う第三者のモデルの一つとして取り上げられ
たものと理解しております。なお、警察庁としましては、賞品問題に関し、あ
らゆる論点に対しても問題解決が図れる対策となるよう、この検討結果の公表
を契機とする各方面からの意見を見きわめつつ、対応方針を慎重に検討してい
るところでございます。
○西川潔君
大変問題になっておりますこのカードですけれども、大阪方式、歴史的に見
ましても当時は就職が大変困難で、お体の御不自由な方々そしてまた寡婦の方
々に働く場の提供と、これまでに福祉施設などへも何と約26億円以上の寄附
活動もされたというふうに伺っております。我々大阪に住む者といたしまして
は、例えばパチンコをやります、そして負けます。それが少しでも社会の貢献
につながっているということになれば、負け惜しみではないんですけれども、
まあ少々はいいかというような気持ちにもなるわけです。暴力団の資金源につ
ながっているというような印象は決して100%持たないというようなことに
もなるわけで、この方式を活用することによりまして、公正、透明性、そうい
うものが確保されればいいな、この問題の解決に少しでもつながるのではない
かなと、私自身はそう思うわけです。今度はパチンコ業界の問題とは少し視点
が違うんですけれども、何年か前からこれもよく報道されているんですが、夏
になりますと、何かすごいニュースがしばしば飛び込んでくるんです。親がパ
チンコに熱中している間に子供が車の中で脱水症状を起こしたりとか、けがを
したりとか、事故で亡くなったりとか、胸が痛くなるような報道が飛び込んで
くるわけですけれども、これは親のモラルに尽きると思うわけです。そのほか
にも、パチンコ依存症という言葉も最近よく耳にしたりもするんですけれども、
パチンコによる借金を苦にして、そして自殺だとか離婚だとか蒸発だとか。直
接の解決策を警察にお願いするというのも、私自身ちょっとそれは筋違いでは
ないかなと思うですけれども、何か事あれば、我々は警察警察というふうに思
うわけです。しかし、現実にこういうようにパチンコに起因する事件でござい
ますし、事故が発生していることも事実でございます。こうした問題について、
素朴な疑問ですが、これから警察庁はどういうふうにお考えになっておられる
のかというのを、本日、小委員会でお伺いしたいと思います。
○政府委員(泉幸伸君)
ただいまご指摘のように、保護者がパチンコに熱中する余り、子供の監督を
怠って事故に遇ったというケースや、パチンコが原因じゃないかと考えられる
自殺事案があることは承知しております。これらの事例、それぞれ多様であり
まして、その原因が必ずしも明らかだというわけではありませんが、パチンコ
の射幸性との関係で議論される場合もございます。パチンコの射幸性につきま
しては、現在、著しく客の射幸性をそそるように改造された遊技機を設置して
営業している、いわゆる不正改造事犯が横行しており、警察においてはこれに
対して強い取り締まりをもって臨んでいるところであります。また、射幸性に
関する規制につきましては、現在、各方面からさまざまな御意見をちょうだい
しているところでありますので、適度な射幸性のあり方について、今後、総合
的な視野から検討いたしまして風適法上の適切な対応をしてまいりたいという
ふうに考えておる次第でございます。
http://www.biwa.ne.jp/
~tokuu-f/gijiroku.html
なお国立国会図書館の国会会議録検索システムでも同様の記録がでてきます。