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2000.05.23
Web posted at: 11:03 AM JST (0203 GMT)
ニューヨーク(CNNfn) ニューヨークの観光名所の1つで、60年の歴史を誇るロックフェラーセンターが再び売りに出されることになった。同センターを所有する投資グループ「ロックフェラーセンター・プロパティーズ・インク・トラスト(RCPI)」が22日明らかにした。
ロックフェラーセンターは、12のアールデコ風オフィスビルや、「ラジオシティー・ミュージックホール」、大型アイススケート・リンクなどの施設から成る。GEビル前に立つ大型クリスマスツリーも有名だ。
RCPIに近い筋によると、売却金額は最大で25億ドルに達する見込みという。
RCPIはロックフェラーセンターを1996年に約12億ドルで三菱地所から買い取った。RCPIには、米大手投資銀行ゴールドマン・サックスが過半数を出資している。
RCPIのスポークスマン、ハワード・ルービンシュタイン氏は、買収後の価格上昇による利益を実現するため、売却あるいは資本再構成を検討することを決めたという。
ストルック・アンド・ストルック・アンド・レイバンのパートナーで、不動産専門弁護士であるロス・モスコウィッツ氏は、ロックフェラーセンターには現所有者がすでにかなり投資し、価値が上昇しているので、新たな買い手が同様な投資収益を上げるのは難しいだろう、と分析している。