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河野洋平外相は7日夜、中国の銭其シン副首相と会談した。銭副首相は先に中国を訪問した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記に関し「17年ぶりの訪中で、北京を中心とした変化に大変、新鮮さを覚えたようだ。トウ小平氏が始めた改革・開放政策を大変評価していた」と説明した。同時に日朝国交正常化交渉なども念頭に置き「北朝鮮と話をする時には、忍耐強く、よく話を聞くことが重要だ」と指摘した。
外相は中台関係について「中国には多くの知恵と手法があると思うので、平和的解決を期待する」との考えを伝えた。銭副首相は「台湾の陳水扁総統が『一つの中国』の原則を認めさえすれば、何でも話し合える。中国政府の目的は平和的解決、一国二制度の維持だ。そういう姿勢で臨んでいるので理解して欲しい」と強調した。