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回答先: <情報収集衛星>地上データ受信局建設地 九州の数カ所が打診(毎日新聞) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 07 日 15:48:06:
「情報収集衛星の受信局」建設候補地に阿久根市
−市長「受け入れは白紙」
政府が2002年度の打ち上げを目指している「情報収集衛星」の地上デー
タ受信局建設候補地の1つに、阿久根市が挙がっていることが6日、分かっ
た。日本列島の南北に置く2カ所の受信局のうちの1つで、同市は打診があっ
たことを認めたうえで「受け入れるかどうかは白紙の状況で、具体的な場所の
検討もこれから」としている。
同衛星は98年8月、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイル発
射で、米国の衛星情報に依存している日本の実態が浮き彫りになったため、
「独自の情報収集手段を持つ必要がある」と同年12月、導入が閣議決定され
た。
主な目的を「外交・防衛などの安全保障と、大規模災害などへの危機管理の
ために必要な情報の収集」としている。光学衛星2基と夜間・曇天用のレーダ
ー衛星2基の4基を、現在開発中のH2Aロケットで打ち上げる。予算総額は
約2500億円で本年度、約500億円を計上している。
打診のあった施設は、衛星からの画像データを受けるための受信局で、約9
ヘクタールの敷地に直径15メートルほどのパラボラアンテナ2基と管理棟1
棟を設置、職員二十数人が常駐するという。受信データは高速回線で東京の中
央センターに送られて解析される。
2カ所のうち、南側局は九州・沖縄に立地を予定。北側局は北海道苫小牧市
への設置が固まっている。
阿久根市には4月下旬、県を通じて打診があったらしい。斉藤洋三市長は
「これから適当な場所があるのか、調査に入ろうという段階だ。受け入れるか
どうかについてはまだ何とも言えない」と話している。
同施設の候補地にはこれまで、沖縄県国頭郡東村や熊本県阿蘇郡阿蘇町も挙
がっていた。いずれも地元の理解が得られていない。うち阿蘇町では5月末に
建設予定地を管理する牧野組合が受け入れ反対を決めたため、町としても受け
入れない意向を示している。