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05/19 19:30 盗聴能力は全通信の1% エシュロンで秘密報告 外信114#01
【ブリュッセル19日共同】十九日付のベルギー紙、リーブル・
ベルジックによると、ベルギー情報当局は、米国や英国など五カ国
による世界的通信傍受網「エシュロン」の盗聴能力は過大に評価さ
れており、傍受可能なのは世界の全通信の一%だけだとする秘密報
告をまとめた。報告書は同日、議会に提出された。
同紙が入手した報告書によると、エシュロンは電話やファクス、
電子メールを傍受しているが、傍受可能なのは通信衛星のインテル
サットとユーロサットを経由する情報だけで、世界で発信される電
気通信情報の一%にすぎない。光ファイバーを使った通信の傍受は
可能だが、困難という。
(続) 000519 1929
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[2000-05-19-19:30]
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05/19 19:30 盗聴能力 外信114#02
エシュロンは一九七○年代に安全保障の一環として英米のほかカ
ナダ、オーストラリア、ニュージーランド各国政府が合同で設置。
主要な傍受施設は英国のハロゲート近郊にあり、約千八百人の英米
人要員が活動に従事している。
冷戦後、エシュロンが欧州企業などを対象にした産業スパイ活動
に利用されているとの疑惑が浮上、米中央情報局(CIA)の高官
も産業スパイ行為を示唆する発言をしているが、今回の報告書には
明記されていない。
エシュロンをめぐっては欧州連合(EU)の欧州議会の一部会派
が、疑惑解明のための調査特別委員会の設置を要求している。
(了) 000519 1929
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[2000-05-19-19:30]