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西鉄高速バス乗っ取り事件で、広島家裁に送致された佐賀市内の少年(17)が、広島地検などの
調べに対して、「医療少年院に行って、神戸の小学生連続殺傷事件で収容されている少年に会いた
い」などと話していたことが五日、わかった。少年は送致前から、少年法の知識を十分持ち、今後の
処遇を意識していたという。
調べによると、少年は一九九七年に起きた神戸事件で、医療少年院に送致された少年を「神」と尊
敬していたと供述。「医療少年院に入って救い出し、一緒に遠いところに行って少年の王国を作りた
い」と話していたという。
医療少年院は、医療措置が必要とされた少年の治療、矯正教育を行う施設で、神戸の少年のように
家裁の決定を受けた場合と、他の少年院で、病気などになって転院してくるケースがある。